BMWザウバーのJ.キー・テクニカルディレクター就任コメント
中国GP を前 に、BMWザウバーF1チームが、ウィリー・ランプに代わって技術責任者に就任するジェイムス・キー・テクニカルディレクターが新たな仕事に対して以下のようにコメントした。
「このチームで迎える最初のレースを楽しみにしている」と ジェイムス・キー・新テクニカルディレクター。
「イースター(2010年は4月4日)の週末後、(ザウバーF1チームの本拠地)ヒンヴィルに到着し、いろいろな人たちと会った。これまでの印象は非常にいい。もちろん、やるべきことは多いが、チームの士気とモチベーションはきわめて良好だ。これから進むべき方向も見えてきて、皆がマシン開発の方向性を定めるべく、全力で頑張っている」。
「今年はサーキットの現場へ行っていなかったので、どういう状況になっているか、とても興味がある。タイヤに関して知るべきことがあるし、ドライバーとも話し合っていきたい。そこで初めてC29を見ることになるから、ウィリー・ランプといっしょに詳しく観察し、細かい点について考えたい」。
「(チームにジョイントする初の中国GPの)上海サーキットについて言うと、ダウンフォースのレベルはこれまでの3戦とほぼ同じだろう。ここも、面白い要素を持った人気のコースだ」。
「上海サーキットは、非常に長いストレートがあるから、ダウンフォースの点で妥協が必要だろう。路面のグリップがかなり高いので、ウイングを弱めにするこ
とができるかもしれない。ブレーキング時の安定性とトラクションが最も重要だ。ふたつある超低速コーナーは、ドライバーにとって難しいだろう。マシンとタイヤがそこでどう働くか、見てみなければならない。幸運に恵まれ、ポイントが獲れるよう願っている」。
【翻訳:Shigehiro Kondo】