BMWザウバー「KERS搭載は1台のみ」
KERSを搭載するBMWザウバーのF1.09。
BMWザウバーは、KERS(ブレーキング時のエネルギーをチャージして推進力にするシステム)をニック・ハイドフェルドのマシンのみに搭載すると発表。
チーム代表のマリオ・タイセンは、もう一台のロバート・クビサのマシンにKERSを搭載しない理由を以下のように語っている。
「KERSは重たい装置だから、大柄のクビツァには不利になる」。
KERSは搭載するだけでマシンの重量が30kgほど重くなる上に、ドライバーの体重を含めてマシンの規定重量である605kgを超えてはいけない。そのため、マシンのバランスを取るためのおもりが理想的なバランスに配置できなくなってしまう。大柄なクビツァは、KERSを搭載するとおもりがつめなくなってしまうため、マシンのバランスを優先させたということになる。