ケータハム「CT03」解説&スペック
【STINGER / Text by 山口正己】
「CT03」解説
ケーターハムが2月5日のヘレス合同テスト初日の朝に発表した2013年型マシン「CT03」は、新鮮なイメージになった。
コクピットからノーズに伸びていたラインと、ホイールにも入っていた黄色いラインが消え、カラーリングがシンプルになり、さらにグリーンが明るいカラーになったことがその要因だ。しかし、段差ノーズはそのまま。昨年型のCT01との外観上の違いは、リヤウィングの翼端版の形状だけに見える。
昨年、いわゆる新興チーム(ケーターハム/マルーシア/HRT)の中では、常に一歩リードしており、コバライネンの”ウデ”も手伝ってQ2進出を達成、進化を見せた。そのCT01の熟成版がCT03ということになるか。
「CT03」スペック
※チームから発表されたものを日本語化したものですが、エンジンの型式が昨年のままであり、その他すべての数値が昨年と同じため、修正される可能性があります。
型式:CT03
エンジン:ルノー V8 RS27-2012
シャシー:カーボンファイバー製
ボディーワーク:カーボンファイバー製
サスペンション(前):カーボンファイバー製
サスペンション(後):カーボンファイバー製
ダンパー:ペンスキー&マルチマチック
ステアリング:ケータハム・F1・チーム
ギヤボックス:レッドブル・テクノロジー
クラッチ:AP
ディスク:カーボン・インダストリー or ヒトコ
キャリパー:AP
パッド:カーボン・インダストリー or ヒトコ
冷却システム (ラジエーター、ヒート・エクスチェンジャー):ケータハム・F1・チーム
計器:MES
シートベルト:シュロス
ステアリング:ケータハム・F1・チーム
シート:ケータハム・F1・チーム
消化システム:FEV
ホイール:BBS製ケータハム・F1・チーム専用ホイール
燃料電池:ATL
燃料:トタル
潤滑油:ヴァリアス
ホイール・ベース:3000mm以上
全長:約 5 m
全高:950mm