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浜島裕英の タイヤ”deep”トーク モナコ・グランプリ直前スペシャル

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◆デグラデーションのデータが少し変わり、ソフトの方が0.23秒、スーパーソフトが8秒。

◆昨日のGP2のレースを見ても、スーパーソフト:8秒というデータは変更なし。ただ、タイヤ面の摩耗状態はキレイになっているので、今日、温度が上がって、路面が昨日より”よくなる”という可能性はある。

◆スーパーソフトの摩耗、性能の低下については、ブロウン・グランプリについてはあまり問題にならないと思う。このクルマでのタイヤの摩耗肌は、とてもキレイなので。

◆マクラーレンでは、リヤに2タイプのグレイニングがでているので、そこから観察すると、このクルマのタイヤの傷みは早い。

◆レッドブルも同様に、タイヤには”きびしい”クルマ。ただ、ここは昨日キャンバーを立ててきたので、タイヤの”保ち”は若干よくなっている方向だ。

◆フェラーリは、ブロウンの次に、タイヤの”肌”はキレイ。

◆オーストラリアGPのときの経験で、スーパーソフトについて”ビビッてる”チームが多いが、あのときのグレイニングは、今回でているものよりも「深くて、ギタギタした」ものだった。

◆ここ(モナコ)では、路面がよくなれば、タイヤはそんなに「タレない」のではないかというのがブリヂストンの見解だ。

◆(タイム低下の)「8秒」というのは、昨日までのデータをもとにしての計算なので、今日はおそらく「2秒」くらいに収まってくるのではないか。

◆スーパーソフトを使っての、いくつかのチームでの問題点は、2〜3周ですぐタイムはでるけど、そのあとで、(タイヤに)「きびしい」クルマはホイールスピンがはじまって、トラクションがかからなくなる、ということ。

◆トヨタの場合、タイヤの表面の温度はたしかに上がっているが、タイヤが「滑っている」場合でも温度は上がるので、タイヤ温度がほんとうの「作動領域」に入っているかどうかというのは、判断がむずかしいところがある。

◆トヨタ車の場合、実は「滑って」いて、そして「摩耗」は他車以上にあるので、タイヤ屋の目から見れば、クルマが滑っているだけ……といえるかもしれない。

◆BMWも、トヨタと”症状”は似ている。ドライバーのコメントは、トヨタとまったく同じ。

◆決勝レースでは、スーパーソフト・タイヤ(オプション)は、各チームとも”中古”しか残ってないので、装着してすぐでも、そんなに差がないタイムで走行できるはず。

【STINGER / text by Iemura Hiroaki】

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