浜島裕英 タイヤ”deep”トーク ブラジルGP 決勝直前スペシャル
・予選Q2の終盤は、路面的には、インターミディエイトの方がミートしていたようだ。
・ただし、このタイヤは、ロズベルクがそうであったように、ウォームアップに4〜5周かかる傾向がある。
・したがって、終了近くにあわててインターを装着したのでは、そのメリットを享受できなかったはずだ。
・小林可夢偉は、もっと早めにインターを装着していれば、よりいいタイムを出せたのではないかという見解は誤ってはいない。
・ヤルノは、インターが5周目くらいから”タレて”来たというが、路面の乾き具合からいえば、その通りだと思う。
・レインタイヤの場合、タイヤが痛むのと、路面が乾くのとの”競争”は、なかなか判断がむずかしいところだ。
・今日は、天気予報では、レースの時間帯には雨が降る、ことになっている。
・金曜日に公開した、ミディアムとスーパーソフトの「タイム差」は、10周くらい走行したドライバーのデータであり、このデータに適合しないドライバーは存在するし、そこまで周回しなかったドライバーもいる。
・ウエットとインターの「チェンジ・オーバー(タイヤの交換を決める目安のタイム)」は、昨日の結果からすると「(1分)21秒」である。
・ドライ→インターは、このサーキットはとても滑りやすいので、雨が降ったら、すぐにインターに換えるべきだ。
・仮に雨が降らなかった場合は、各チームは、タイヤのデータはそれほど取れていないというのが実状だ。
・その場合は、ミディアム→ミディアム→スーパーソフトというように使うのではないか。
・金曜日のデータでいえば、スーパーソフトのデグラデーションのデータはけっこう大きいので、これを短く使うはずだ。
・上記は各チーム共通だが、フェラーリ、そしてマクラーレンは、スーパーソフトを長く使える。
・レッドブルも、路面がよくなれば、フェラーリ、マクラーレンと同じような傾向を示した。
・そういう意味では、各チームそんなに変わらないかもしれないが、ただ、スタートにスーパーソフトを使うのは、ややリスキーかもしれない。
・路面の”ちょい濡れ”の状態では、スーパーソフトの方が、ミディアムよりはるかにいい。