琢磨が開発テスト!! フォーミュラE発表!!
11 月20日、週末のオープニングを前に、報道特別公開が行なわれた東京モーターショーの会場(ビッグサイト)で、来年からスタートする真カテゴリーである電気自動車フォーミュラ『フォーミュラE』の発表会がおこなわた。
ステージには、フォーミュラEマシンがアジアで初めて公開展示され、アルベルト・ロンゴ代表が、フォーミュラEの魅力を語った。
また、開発ドライバーとしテインディカードライバーの佐藤琢磨が決定したことも発表され、佐藤琢磨も特別ゲストとして壇上であいさつした。
フォーミュラEは、昨年、FIAの承認を受け、マクラーレン(モ
ーター)やウィリアムズ(バッテリー)、ルノー(メンテナンス)などのテクニカルサポートを受け、レーシングコンストラクターのダラーラ社製のシャシーで闘うエレクトリック・フォーミュラカー。来年9月の中国を皮切りに、モナコを含む世界各国で、2015年5月までに10戦が予定されている。
参加できるのは10チーム20人で、すでに、スーパーアグリも参加表明をしている。レースは、給油の代わりに、1チームに2台のマシンが用意され、途中で、タイヤ交換ではなく、”マシン交換”を行なうものになる方向で検討中。
また、まだ決定ではないものの、マシンは当面フォーミュラEの主催者が用意して、チームは会場で土曜日ワンデーのレースを行なう。
さらに注目すべきは、新規術の『プッシュto pass』機構だ。こちらも検討段階だが、通信を使って、見物しているファンが応援したいドライバーにプッシュto passの信号を送ると、その数が一定量に達すると、プッシュto passの機能が使える仕組みになるという。
また、テレビゲームのように、実際のレースの映像に自らも
加わって、あたかもリアリティなレースに参加しているようなバーチャル参戦システムも検討中という。
開発ドライバーの佐藤琢磨は、「まだこのマシンには乗ったことがないけれど、低回転からのトルクが出るモーターであることだけでなく、若いファンに向けてマルチメディアとしてのコンテンツも考えられていて、いろいろルールも模索中ですけど、エキサイティンクなレースになると思います。F1とインディカーの経験を活かして、開発に貢献したいと思います。全部のレ
ースが公道コースということですが、インディカーも1/3が市街地ですし、日本でも、是非、公道でのレースが実現してほしいと思います」と語った。
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[STINGER]山口正己