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F1ショック!?–3・BMW撤退

◆BMWが撤退を発表した。世間は早速”次はトヨタか”と騒いでいる。そんなにやめてほしいのだろうか。敵前逃亡のチームより、残って闘うチームを応援したいと思う。

◆BMWは、マリオ・タイセンがチーム代表を務めている。しかし、今回の決定は、彼が下せなかった。つまり、タイセンは決定権を持たない代表だった、ということだ。ホンダF1の責任者が誰だか分からなかったのと、実は同じだったということか。

◆28日に、コンコルド協定の策定案が決まり、各チームの代表者が書類にサインする段階になっていた。それぞれのチームは、代表者のサインをして提出することで、八方丸く治まる段階だった。が、BMWは、マリオ・タイセンに権利はなく、他の取締役のサインが必要だったのだが、さらに周囲の状況が
タイセンにとってタイミングが悪すぎた。

◆ハンガリーGPで、マクラーレンが勝った。エンジンはメルセデスである。誇り高きバイエルンのBMWにとって、田舎のシュツットガルトの会社にやられたのは沽券にかかわること。さらに、それを知ってか知らずか(知っていたに決まっているが)、メルセデスのモータースポーツ責任者のノルベルト・ハウグが、
「我々はKERSの開発を成功させて新しい未来を創った。今後、KERS装着車が増えてF1の未来が変わるかもしれない」というようなコメントを発してバイエルンのお歴々の神経を逆撫でした。

◆元々、他チームが、開発費が膨大になることを懸念して反対したKERSを先頭に立って推進していたのがBMWのタイセン博士だったが、結局は途中で投げ出し、なのにメルセデスが、少なくともハンガリーGPで難題を克服してKERSを成功させてしまった。それもフェラーリとの1-2というオマケ付きで。

◆とはいえ、タイセン博士は気の毒でもある。去年BMWザウバーはコンストラクターの2位だった。シーズン後半、その2位を死守するためにBMW陣営が何をしたかといえば、当然、全勢力を”今”にかける。しかし、それは同時に、翌年に向けての開発が疎かになったことも意味する。その翌年は、KERSという
まったく新しいシステムが組み込まれただけでなく、車両レギュレーションが大きく変化するときだった。今年のBMWザウバーの低迷と、そして撤退は、予測できたという観方もある。(完)

[STINGER] / 山口正己

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