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ホンダF1長谷川総責任者一問一答–最終回

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青空が見え始めた。

F1復帰2年目を終えたホンダ。シーズンオフを休むことなく次への開発作業に明け暮れるホンダF1レーシングの長谷川祐介F1プロジェクト総責任者の胸の内。

その8からつづく)

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最終回 ◆ サテライトチームの可能性。そして日本人ドライバー

—-マクラーレンでの活躍も気になりますが、サテライトチームの話は、いかがでしょうか。
長谷川:今年はないのは明らかですが、2018年には、なんとかしたいと思っているし、なんとかしなければ、と思っています。

—-場に貢献するという意味もあるし、チームやF1界から要請も?
長谷川:それは規則で、5月の時点で翌年のパワーユニットの供給が決まっていないチームがあれば、供給数が一番少ないメーカーが供給しなければいけない、というルールがありますから。そういうことが起きるんだろうな、と。

—-となると、その期限までの間にホンダが大活躍すると、供給があるのにないことにしてホンダをなんて動きが出たり(笑)。
長谷川:チームはそれを選べちゃいますね。なので、その義務が発生する前までは、いわば自由恋愛なので、基本はそこまでに決めておきたい、と。

—-ウィリアムズだとかザウバーだとか、噂が出ていますが、その時にならないとわからない。
長谷川:そういうことですね。

—-そうなると、日本人ドライバーの可能性が出てきます。
長谷川:セカンドチームに対しては、マクラーレンは関係なく、我々が、ドライバー決定に意志を入れられます。供給チームが増えるのはメリットとデメリットがありますが、意志を入れられることをメリットに考えたいともちろん思っていますから、その可能性はもちろんあると思いますね。

—-松下信治選手や、牧野任祐選手が手ぐすね引いて待ってます(笑)。
長谷川:問題は、今のところスーパーライセンスを持っていない、ということです。なのでなんとしても、来年は取ってくれないと(笑)。

—-可夢偉がいますね。ロズベルグが引退を発表した直後に、メルセデスに履歴書を送った、ツイッターにコメントしていましたが、本気でやってほしかったですね。
長谷川:ですよね。

◆STINGERの観方

3年目のシーズンは、長谷川F1プロジェクト総責任者にとってもホンダにとっても正念場。への期待も高まる中で、次の段階も気になってきた。マクラーレンに続く”もう1チーム”。
サテライトチームの話題の最後に、小林可夢偉のことを降ったら、長谷川F1プロジェクト総責任者は、「ですよねぇ」と答えたが、トヨタへの遠慮のようなものが見えた。ホンダにはホンダの都合もあり、育成プログラムの成果を証明するためにも、系列のドライバーを優先したいのは当然の流れだ。
となれば、ここは松下信治に、3年目になるGP2で、是非ともひと暴れして、スーパーライセンスをガッチリ取得して、可夢偉以上のポテンシャルを証明してもらわなければならない。
いずれにしても、ホンダの2017年がますます楽しみになってきた。

[STINGER]山口正己
photo by HONDA
(完)
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