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F1合同テスト初日トピックス(28日朝)

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1月28日ら、スペイン南端のヘレス・サーキットで、いまシーズン発の合同テストが始まった。

朝8時20分、最初にメルセデスW05が公開され、続いて、レッドブル、フォースインディアと、立て続けに2014モデルが公開された。

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しかし、8時45分から予定されていた、可夢偉が乗ることで注目されるケータハムは、準備に手間取って予定とおり発表できず、公開は遅延されたまま。

本日の朝発表の3チームのマシンは、昨日お披露目されたトロロッソのような”衝撃的なシェイプ”ではなく、比較的オーソドックスともいえる形で登場した。トロロッソのデザイナーであるジェイムス・キーは、無理強いの感が強い規則変更に対して、形で抗議したのではないか、という声もあがった。

大幅な規則変更という状況からして、今日走れるマシンはあるのだろうか、というパドックのささやきを最初に破ったのは、メルセデスだった。コースオープンの9時に、ピットガレージのシャッターが開き、ニコ・ロズベルグルイス・ハミルトンの手で記念すべき新規則のマシンが最初のエキゾーストノートを響かせた。

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排気音は、想像よりはるかにこれまでの音に近かった。回生の担当分野が増加したことや、ホンダが発表したベンチ上での音から想像されていたのは、ヒューンというようなモーター音だったが、F1はF1。まだまだ、軽く回しているだけの段階だが、その昔、作家の村上龍氏の名言のとおりの「金のかかった音」だった。今後、回転があがって来るにしたがって、F1らしいサウンドを響かせることになりそうだ。

メルセデスのパワートレーン音を響かせたロズベルグは、まさしく、揺すってトラブルを出す、という意味のシェイクダウンのために、まずは1周の確認走行を終え、ピットに戻った。その後、9時35分に2度目のピットアウト。再び1周を軽く流してピットに戻った。

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続いて、すでにマラネロで26日に公開されたフェラーリF14Tが、チームに復帰したキミ・ライコネンの手で、ピットを後にした。しかし、コース前半を通過した後、エンジン音が途絶え、ライコネンはコース上に立ち往生。メカニックがヘレス・サーキットのオフィシャルカーでライコネンを迎えに行くことになった。原因は明らかにされていないが、まったく新しい規則での初めての走行はなれば、不足の事態はあって当然。フェラーリのスタッフは慌てることなく修復作業を行なった。

メルセデスは、10時50分に4度目の走行に入った。今回も1周のみ。

続いて、10時50分にトロロッソがコースイン。11時にはフォースインディアが、同じく確認のためにコースに出たが、ンスタレーションラップをコース途中で立ち往生。想像とおり、新規則に各チームの苦労が伺われている。

(28日午前11時03分/ヘレス・サーキット/[STINGER]山口正己)
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