ヘレスF1合同テスト2日目アラカルト①・・・好調フェラーリとマクラーレン
満員(画面右端)のF.アロンソ・ファンの声援を受け、フェラーリは順調にセットを進めている。
4日間の予定で行なわれているスペインのヘレス・サーキット2日目、荒天の合間のドライコンディションのなかで、今シーズンの勢力図が見え隠れする内容になった。
テストは、昼ごろから、フェラーリのF.アロンソが、レース・シミュレーションで47計測ラップのロングランを行ったり、メルセデスのM.シューマッハが35計測ラップのロングランを実施。いずれも、実戦シミュレーションに映ったことから、基本セッティングに問題がなく、具体的な煮詰めに入ったことを証明した。
F.アロンソのラップタイムは、燃料の消費につれて、アップダウンのある1分28秒台から1分22秒台と、都合約6秒の”差”が見られた。
着実にセッティングを進めるメルセデスのM.シューマッハ。
一方、M.シューマッハのラップタイムは1分25秒台後半から1分23秒後半へと一貫してタイムを上げるという極めて「M.シューマッハ的」な、走行が印象的だった。
燃料の搭載量を推し量ることは難しいが、F.アロンソのタイムを見る限り、どの時点でタイヤを交換するかによって、開幕戦から序盤の数戦は、新しい予選方法によって、それこそ大混乱になることが予想される。多少、絶対的なラップタイムが遅くても、「M.シューマッハ的」な、走りとロス・ブラウンの戦略的なストラジティを駆使すれば予選11番手からでも、優勝が狙えそうだ。
(MYS/Mom Aantai)