折返点で”異変”?!–バルセロナF1合同テスト3日目
バルセロナのカタルーニャ・サーキットで行なわれているF1合同テストの風向きが変化した。3日目のトップタイムは、初めてフォースインディアのニューカーのコクピットに納まったニコ・フルケンベルグ。2番手が新チームのハースを駆るロメイン・グロジャンという”異変”!?
しかし、グロジャン+ハースを2.764秒ぶっちぎったフルケンベルグは、ソフトタイヤを履いての走行。まさしく、思い思いのプログラムを進めているテストらしい結果ではあった。
また、もっとも最くの周回数をこなしたのは、カルロス・サインツのトロロッソだったが、実は、メルセデスの二人が午前と午後を分担し、それぞれ74周と88周を走り、合計ではメルセデスが最多周回を記録して、この日も安定したポテンシャルを見せた。
メルセデスのタイムは、共に1分26秒台という地味なもの。チームがレース用のデータ収集を戦極的に進めていることを物語っており、柔らかいタイヤでアタックしたときにどんなタイムを記録するか、まだ、誰にもみえていない。
[STINGER]山口正己