マクラーレン・ホンダ好感触–バルセロナF1合同テスト5日目
マクラーレン・ホンダが順調なペースをつかみつつある。
都合5日目のテストを担当したフェルナンド・アロンソは、「先週の状況と比べてエンジンがどうかを話すのはまだ時期尚早」とコメント。エンジンの耐久性が試されるロングランではなく、マシンのバランス調整とセットアップに集中するためのショートランにこの日を充てたからだ。
◆バルセロナ合同テスト5日目結果(3月1日/2回目初日)
しかし、アロンソ+マクラーレン・ホンダが記録した3番手の1分24秒735は、当然ながら昨年の同じカタルーニャ・サーキットでのスペインGPの自身の予選タイム1分27秒760を大きく上回り、ロズベルグ+メルセデスが記録したポールポジションに匹敵するものだった。
ロズベルグ+メルセデスとのタイム差1.713も、喜べるレベルではないものの、悲観するほどのものではないことから、アロンソが言うように、ロングランでパワーユニットがどんな反応を見せるのか、ジェンソン・バトンと交替でプログラムを消化する明日以降が楽しみになった。
[STINGER]山口正己
photo by HONDA