フェラーリ駿足!!—-バルセロナF1合同テスト7日目
7日目を迎えたバルセロナのF1合同テストは、都合7日目。16度前後と前日より若干気温が下がったコンディションながら,青空のカタルーニャ・サーキットで、ライコネン+フェラーリが、1分22秒768という圧倒的なタイムを記録した。
◆バルセロナ合同テスト7日目結果(3月3日/2回目3日目)
もちろん、テストであり、全員、特にメルセデスが柔らかいタイヤを着けて一発アタックしているわけではない。
さらに、決勝のペースを反映するロングランこそ勝負では重要だが、1分22秒台は、フェッテル+フェラーリ が、合同テスト1回目のテスト2日目の2月23日に早々に記録した1分22秒881をさらに上回るものであり、136周を走れていることも含めて、イタリア人でなくても”オ〜ッ!”と声が上がる好調ぶりだ。
一方、今日も二人を午前と午後に分け、一発アタックも”一応”トライする午前中を担当したニコ・ロズベルグが1分24秒台、ロングラン中心のルイス・ハミルトンが1分26秒台を記録。それぞれ81周と63周をこなした。
メルセデスの二人合計で144周というのは、これまでに比べると周回数が少なめだが、これ以上走る必要のない余裕なのか、それとも? 相変わらず、メルセデスF1 W07が、パワーユニットを全開設定にした”本気の一発のアタック”でどんなスピードを見せるかはまだ見えていない。
ちなみに、ハミルトン+メルセデスの1分26秒台は、昨年、今回のテストと同じカタルーニャ・サーキットで行なわれたスペインGPの決勝レースでハミルトン+メルセデスが記録したファステストラップより2秒ほど速いが、3日に走行した都合12台の中では、11番手にすぎない。
全体のタイムは、1分23秒〜1分24秒台に集中していて、今回のテストの中では最も速い1日となった。
また、トロロッソがマックス・フェルスタッペンのドライブで最多ラップの159周を走破して、安定性を示した。
[STINGER]山口正己




