マクラーレン・ホンダ進化の走り込み—-バルセロナF1合同テスト7日目
順調に走り込みを継続するマクラーレン・ホンダ。
残すところ2日の開幕に備えたF1合同テストで、マクラーレン・ホンダが7日目も順調にマイレージを伸ばした。
7日の担当は、フェルナンド・アロンソ。22日から25日の最初のテスト最終日には、トラブルで3周回ったもののno necktieの憂き目に遇っていたが、2回目は、初日も3日目のこの日も順調にプログラムを消化した。
◆バルセロナ合同テスト7日目結果(3月3日/2回目3日目)
チーム毎に思い思いのプログラムを進めるテストでは、タイム比較は意味がないが、大方の傾向はつかむことができる。
例えば、アロンソ+マクラーレン・ホンダのこの日のポジションは7番手。メルセデスを除けば各チーム1台ずつしか走っていないことから、この日だけに限ってこれがチーム力とすると前に6×2=12台がいることになり、マクラーレン・ホンダの位置は去年と変らないことになる。
とはいえ、明日の最終日を担当するジェンソン・バトンは、2日目に121周を走破した後に、「パワーユニットはこの14カ月で一番大きく改善できたと感じている」、「ディプロイメント(回生したエネルギーの放出)は大きく進化した」とコメント。「開幕戦までにやることは山積みだが」としながら、期待を寄せる観方をしていることにも注目して、明日の合同テスト最終日を待ちたい。
[STINGER]山口正己
photo by HONDA