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F1の契約はあってないようなもの? — ブラジルGP木曜記者会見

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契約したはずのチームに来季のドライバーとして指名されず、ペレスにも謝ってもらえないスーティル。

木曜日恒例のドライバー記者会見。今回は、次の6名が参加。

ケヴィン・マグヌッセン(マクラーレン)
パストール・マルドナド(ロータス)
フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
エイドリアン・スーティル(ザウバー)
ジャン-エリック・ヴェルニュ(トロロッソ)

マグヌッセンはここ最近のマクラーレンの勢い、マルドナドはロータスのこれから、マッサはこれからのウィリアムズと母国でのポディウムの可能性、ロズベルグはタイトル争いの行方、スーティルはアメリカGPでのセルジオ・ペレスとのアクシデントとチームとの契約、ヴェルニュはチーム残留への思いをそれぞれ語った。

Q.ニコ、あなたからお願いできますか? 現在、今シーズンで初めてこのチャンピオンシップで、タイトルがあなたの手からここまで遠く離れたのは初めての状況です。こことアブダビで勝たなくてはなりません。少しばかり運に頼る頼る必要があると思いますか? また、この会場はそれをもたらしてくれると思いますか?

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ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):そうだね、僕は何かが起きることに頼る必要があることは確かだよ。確かに僕にとって(タイトル争いに)勝てるチャンスは十分あるわけじゃない、残念だけどね。ただ、そういうものだからね。とにかく、スポーツはいろんなことが起こるものだから、まだ楽観的に構えてるよ。

Q.モナコからホッケンハイムまでは(優勝3回、2位1回、リタイア1回)好調でしたね。そこからあとの期間はどう評価しますか?
ロズベルグ:あんまり好調とは言えないね(笑) なんだろう? あそこからはルイスの方が少しだけいい仕事をしてたね。シンプルなことだよ。ただ、さっきも言ったように、まだ2レースあるからね。

Q.わかりました、ありがとうございます。フェリペ、あなたの番です。あなたはブラジルで2度勝っていますね。今年のマシンならば、2008年のすばらしい勝利以来となるポディウムを狙えそうですか?

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フェリペ・マッサ(以下、マッサ):そうだね、そう思うよ。それはそうと、僕は2012年もポディウムに上がってるよ。僕にとってファンタスティックなトラックだからね。すばらしい記録をいくつも残したトラックでもある。さっきあなたが言ったように、2回の優勝と、もう少しで3回になるところだった。ポールにも3回着いてる。このトラックがずとと大好きなんだ。F1に来る前も、ここでは何度も勝って来たからね。ここで僕のキャリアはスタートしたし、壁の外にはカート場もある。この場所が大好きなんだ。ここで感じられるエネルギーが大好きだし、ファンタスティックな週末を過ごすのが楽しみだよ。僕らのマシンがほかのサーキットで見せてきたように、ここでもコンペティティブなことを願うよ。どこまでやれるのかわかるはずだし、ここにいる左の彼ら(メルセデス)とも闘えるかもしれない。ここですばらしいレースをするために、すべてのチャンスを活かすことを狙うよ。

Q.あなたは今年、ウィリアムズ再興のキーパーソンの一人でした。あなたの経験から、このチームは2015年はどこまでやれると感じていますか?
マッサ:まず、僕らが最初のレースからここまでどれだけ成長してきたのか忘れちゃいけないよ。たぶん、チャンピオンシップの中でチームはさらに成長してきたと思う。成長したし、僕らがスタートしたところから現在の立ち位置を見ても、マシンは開幕戦から前回のレースまでにトップレベルにまで改善したからね。チームは間違いなく、最初のテストが始まったときから今まで、組織としてもメンタルの面でも完全に変ったと思う。今も変化し続けてるし、今も来年の最初のレースに向けて改善できる部分に取り組んでるよ。ただ、僕はチームを信頼してる。チームはもっとコンペティティブになるために必要なものも、勝つために必要なものもすべて持ってると思うし、チャンピオンシップも同じように(勝つために必要なものをすべて持ってると)思ってる。

Q.ケヴィン、あなたの番です。マクラーレンのマシンはここ数戦で間違いなく改善していますね。ただ、マシンのパフォーマンスを活かすためのスイートスポットはまだ小さいです。現在はどういった状況なのでしょうか?

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ケヴィン・マグヌッセン(以下、マグヌッセン):それはタイヤによるところが大きいね。タイヤを機能させることだよ。それがほかよりも上手くやろうとしてるところなんだ。例えばソチなんかはすごく上手くタイヤを機能させられたし、オースティンではそうならなかった。(機能させる方法を)しっかり理解するのはちょっと難しいけど、僕らはベストを尽くすよ。

Q.夏休み以来、強さが光っていますね。特に予選です。2015年のシートを手に入れるのに十分やれたと思いますか?
マグヌッセン:僕に言えることは、そう願うってことだけだよ。僕はたくさんのことを学んだと思う。いろんなところを改善できたし、そうだね、今よりもさらにポテンシャルを引き出せると確信してる
。だから、そうなることを願うよ。

Q.ありがとうございます。パストール、あなたの番です。オースティンでは強力なパフォーマンスを発揮して、(今年)初めてのポイントを獲得しました。あなたとロータスの反撃について教えてください。

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パストール・マルドナド(以下、マルドナド):すごくタフなシーズンで、特に最初がそうだった。走りたいほど走るってことすらできなかった。それは、チームと一緒に働く最高のスタートのカタチじゃないね。ただ、チームはすごくいいし、コンペティティブなスピリットを持ってる。彼らはトップに立つことに慣れてるからね。彼らはいいマシンを造る方法を知ってるし、来年はいい年になるように願おう。

Q.週末のチャンスについてはどう思いますか? このトラックはいつも予測できないことが起こり、天気予報からすると週末通してかなりのウェットになりそうです。ここにはいろいろな要素があります。チャンスはありますか?
マルドナド:そうだね、メインのターゲットは僕らが先週オースティンで見せたパフォーマンスを維持することで、僕らはチームとして、ポイントを目指して闘い続けられると思ってる。それが現時点での焦点だよ。

Q.エイドリアン、あなたの番です。ザウバーは2015年のドライバーを2名とも発表しました。そこで、あなたの将来はどうなっていくのでしょう? どのように感じていますか?

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エイドリアン・スーティル(以下、スーティル):わからないよ。何ができるのか考えてみるよ。自分がどうしたいのか、もね。

Q.来年もF1に残れるかどうかについて、楽観的な状況なのでしょうか?
スーティル:現時点ではわからないよ。たぶんね。F1は何が起こるか予想できない場所だから。ただ、さっきも言ったように、まずは考えないといけないことがいくつかあるし、あとはチームが判断することだよ。

Q.オースティンの予選ではすばらしいパフォーマンスを発揮していました。1周目に起きたことには失望したことでしょう。セルジオ(・ペレス)とそのあと話しましたか? そのことについて振り返りましたか?
スーティル:いや、話してないよ。正直なところ、彼は謝ってきてない。ただ、そういうものだからね。残念だよ、ポイントをゲットするいいチャンスだったからね。すごくいい予選だったし、僕らのマシンで最後はQ3に進むことができたんだ。正直、今年はすごくチャレンジングだから、そうなると期待はしてなかったよ。ただ、いくつかの理由で予選を通して状況がよくなってきた。特に、土曜日はマシンがこれまでよりよくなった。もちろん、僕らは今回もその再現を狙ってる。週末が楽しみだよ。天気予報ではかなりのウェットになりそうだから大きなチャンスだし、みんなブラジルでは天気がどうなるかわかってる。僕らは、これまでもエキサイティングなレースを何度も見てきたからね。

Q.ジャン-エリック、あなたの番です。来年もトロロッソに残れるかもしれないと言うポジティブなコメントが聞こえてきました。それについての進展と、F1の中でのそのほかの進展があれば教えていただけますか?

ジャン-エリック・ヴェルニュ(以下、ヴェルニュ):そうだね、いろんな人からいいコメントを聞いてるし、特にフランツ(・トスト/トロロッソ代表)のだね。このチームに残れたらうれしいよ。そう信じてるし、僕らは今年、さらにパワーアップできたと思ってて、来年このの調子で進んでいけるハズだから、また来年も一緒にいい位置に着けると信じてる。だから、上手くいけば一緒に続けて行けるんじゃないかな。ただ、(どうなるかは)誰にもわからないよ。それ以上のことは把握してないんだ。

Q.あなたにドライビングへのパッションがあることは、ここ最近のレースからもハッキリしています。その強さは、敗北感による反動、それとも怒りから来ているのでしょうか?

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ヴェルニュ:間違いなく怒りではないね。これまでもそういうレースをたくさんしてきたと思うけど、残念ながら今年の序盤はリタイアが多かったし、人は、レースをフィニッシュできないときは、間違いなくレースでどれだけの仕事をしたかなんて覚えてないからね。そこはちょっと残念だよ。僕は何も変ってないからね。僕はたくさんの情熱を持ってドライブしてるし、レーシングが大好きなんだ。だからベストを尽くしてるし、来年、僕が続けるか、続けないかどうかは重要じゃないよ。僕は常に、一番楽しめるように100%ベストを尽くそうとしてる。そうできたときにいいパフォーマンスが生まれるんだ。

【翻訳:STINGER】

Photos by
Sauber F1 Team(スーティル)
MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team(ロズベルグ)
WILLIAMS F1 TEAM / LAT Photographic(マッサ)
McLAREN MERCEDES(マグヌッセン)
LOTUS F1 TEAM(マルドナド)
SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images(ヴェルニュ)


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1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
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