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F1ドライバーもル・マンに夢中? — オーストリアGP木曜記者会見 質疑応答

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ル・マンを制したニコと(現時点では)特に興味がなさそうなニコ。

木曜日恒例のドライバー記者会見のあとにおこなわれる質疑応答。会見に引き続き次の6名が参加した。

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
ニコ・フルケンベルグ(F.インディア)
ダニエル・リカルド(レッドブル)
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
カルロス・サインツ(トロロッソ)
セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)

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今回は先週末にフルケンベルグがポルシェからWEC第3戦 ル・マン24時間レースに初参加にして優勝を果たしたことで、各ドライバーがル・マンに対する想いをそれぞれ語った。また、フルケンベルグはピレリのF1とル・マンのミシュランの違いについて答えた。

Q.ニコ(・フルケンベルグ)に質問です、あなたは2週連続で、タイヤに対する哲学、構造などが異なる2つのメーカーのタイヤを使って走る唯一のF1ドライバーです。ドライバーの視点から、今回使用するピレリとル・マンで使用したミシュランの違いについて話していただけますか?

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ニコ・フルケンベルグ(以下、フルケンベルグ):そうだね、どっちもまったく違うタイヤだけど、それだけじゃなくて、まずマシンが全然ちがうからね。だから、リンゴとナシを比べるようなものだよ。今回は(ル・マンと比べて)デグラデーション(タイヤの性能劣化)がもっと大きくなると思うけど、それがレースをエキサイティングにするし、ル・マンで使ったタイヤはもっと長持ちする。レースは24時間だし、300kmで終わらないからまったく違うレースだよ。ただ、マシンの残りの部分からタイヤだけを切り離して比較するのは難しいね。

Q.ニコ・フルケンベルグ以外の5名に質問です。特に2つ目の質問はフェルナンドにお願いします。まず、将来的にみなさんはル・マンに参戦する可能性はありそうですか? そしてフェルナンド、ニコ(・フルケンベルグ)の勝利をどう評価しますか?。あなたも今年、もう少しでポルシェと契約を結ぶところでしたね。

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フェルナンド・アロンソ:そう、僕もル・マン参戦を考えたよ。将来的に、いつかは分からないけど、今年は契約まであと少しのところだった。たぶん、来年かな。分からないけどね。

Q.ダニエル?
ダニエル・リカルド:そうだね、面白そうだよ。18時間ぐらいかな、ほとんど観てたんだ。僕はファンだからね! そりゃクールだよ。僕らがやってるレースは楽しいし、週末の休みもいいけど、観てるときに、僕も走ってたらナイスだなって確かに思ってた。過去にはカテゴリーを超えて闘うドライバーたちがいたし、もっとそういう風にできたらね。運よくニコは僕ら(F1ドライバー)の評価を高めてくれたと思うし、彼は僕らにもそれが可能だってことを見せてくれた。だからたぶん、チームは僕らが将来こういうことに挑戦していくことを応援してくれるんじゃないかな。

Q.ニコ(・ロズベルグ)、ル・マンで走ることを考えたことはありますか?

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ニコ・ロズベルグ:あんまりないかな。今の僕は今年にかなり集中してるし、だからそういう風には考えてみなかったよ。

Q.セブは?
セバスチャン・フェッテル:ダニエルにちょっと似てる。観ててスゴかったし、特に誰もが印象的だった。レースは24時間もあって長いし、いろいろ起こるから普通の人は気楽に考えちゃうものだけど、みんな実際は1周目から全開だったからスゴいよ。どのレースでも基本的にそう。だからレーシング・ドライバーとして、毎ラップ、長いあいだプッシュできるっていうのはもっと楽しいだろうね。だから将来的には検討するかもしれない。ニコが成し遂げたことにはすごくリスペクトしてるよ。

Q.カルロス、あなたはどうでしょう?

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カルロス・サインツ:それは分からないよ! もしオファーを貰ったら、断る理由はないよ。間違いなく世界でもっとも評価の高いレースのひとつだし、F1に参戦したあとにそれにも参戦するなんてスゴいことだね。もちろん、僕はオープンだよ。4輪でステアリングが付いててエンジンが載ってるものなんら何でも走らせてみたい。だからウェルカムだよ。

【翻訳:STINGER】

Photos by
Infiniti Red Bull Racing /Getty Images/Red Bull Content Pool(トップ画像)
Force India F1 Team(フルケンベルグ、ロズベルグ、)
Nick Dungan / AdrenalMedia.com(ル・マンでの表彰台)
McLaren Honda/LAT Photographic(アロンソ)
SCUDERIA Toro Rosso / Getty Images/Red Bull Content Pool(サインツ)
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