ハウグ、メルセデスのF1撤退を否定
F1からの撤退を否定したハウグ。
メルセデス・モータースポーツの副社長を務めるノルベルト・ハウグは、メルセデスがF1から撤退するという報道を否定した。
これは、ハウグがドイツのアウトモートア・ウント・シュポルト誌に語ったもの。
先週、ロンドンのタイムズ紙は、F1が株式公開後、取締役としてスクーデリア・フェラーリらの名門チームにオファーがあったことに対し、メルセデスにはその立場をオファーしなかったため、F1からどのように撤退するか模索していると報じた。
ハウグはこの報道に対し、「報道されていることはまったくもって事実ではない」とアウトモートア・ウント・シュポルト誌に語った。また、同誌はメルセデスとF1の最高権威であるバーニー・エクレストンの間で、新しいコンコルド協定に関する話し合いを進めているとも報じた。
コンコルド協定は、FIA(国際自動車連盟)とF1の権利を管理するエクレストンのFOM(フォーミュラ ワン
マネジメント)、それに各チームとの話し合いで決めるルールで、F1の放送権で得た利益の分配方法や、さまざまなルールが細かく決められている。現行のコンコルド協定は2012年末で効力をうしなうので、新たな契約を結ばなくてはならない。
メルセデスのF1撤退説の理由として、メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チームのロス・ブロウン代表とエクレストンの不仲説もうわさされていた。