ピレリ、F1初の夜間ウェット・コンディションでテスト
夜間のドライ・コンディションでテストを行なうデ・ラ・ロサ。
今年からF1の公式タイヤ・サプライヤーになったピレリは17日(月)、昨年のF1最終戦が行なわれたアブダビで、F1初の夜間ウェット・コンディションでのF1タイヤテストを行なった。
今回は、ウェットとインターミディエイト・タイヤ※を仕上げるために2日間のテストが予定され、人工的にウェット・コンディションを再現するためにサーキットに水を撒き、初日はその状態でペドロ・デ・ラ・ロサがトヨタのTF109をドライブした。
ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、今回のユニークなテストに満足している。
「F1のマシンが夜のウェット・コンディションで走るのはユニークな光景だ。最も厳しいコンディションでレインタイヤを試すために今回のような方法をとることにした。これは、グランプリにとっても良いアイデアかもしれない。今回のテストは、タイヤの開発に役立つ情報を提供してくれるだろう。これまでのテストに満足しているし、明確なフィードバックを収集することができた。チームとドライバーから、より多くの情報を集めて、3月に行われるバーレーンGPに備える」。
※インターミディエイト・タイヤ
レインとドライの中間のタイヤのこと。