ケータハム・F1・チーム【カナダGP プレビュー】
◆小林可夢偉
「カナダのモントリオールでの第7戦は一年の中で人気があるレースの一つで、天気が大きな役割を果たすレースの一つです。現時点の天気予報だと金曜日〜日曜日までドライですけど、もしそれが変われば間違いなく僕らにとって有利になるんで、どんなチャンスも逃さないように準備しとく必要があります。先週はカナダに向けて準備するためにファクトリーにいたんですけど、モナコがプラン通りにならなかったにしても、それにもかかわらず、僕らにできることはすべてやれましたし、みんなこれまで以上にハードに闘ってくれてます。先週みたいなクレイジーなレースはしょっちゅうはないですけど、そうなったときのために、僕らは備えておく必要があって、先週はチームとそのことを話したあと、みんなは達成できたかもしれないことを振り返らないで、彼らは改善するために集中してくれてたことはわかってます」。
「カナダのトラックは、レースをするにはいい場所です。地元のファンはすごく熱心で詳しいんですよ。木曜日にF1が(今年も)戻ってきたことにワクワクしてる人たちでトラック全体が満員になるんですけど、それは彼らにとって、僕らが彼らの地元の街でレースをするのがどれだけ素晴らしいことなのかってことを表してます。カナダでは2011年と2012年にポイント・フィニッシュしてて、今年同じことができたら間違いなくカッコいいです。僕が言ったように、クレイジーなレースになると思いますけど、もしそうなったらチーム全体がそうするように、僕もしっかり準備します」。
◆マーカス・エリクソン
「今回、僕にとって初めてのカナダのレースになるけど、モントリオールとトラックについていろいろ聞いてからは、始まるのが待ちきれないよ。モナコでチームは明らかに複雑な心境だったにしても、僕にとっては僕自身の成り行きには結構満足してたんだ。初めてのモナコGPをピットレーンからスタートして11位だったし、これはチームのこれまでの最高位と同じ順位だし、その前に何が起こっていようと、(チャンピオンシップ上、)シーズン終盤になると本当に重要になってくるからね。たくさんのマシンがチェッカーを受けられないようなレースでのああいったフィニッシュも、僕がF1ドライバーとして成長するための一部だし、あの経験が、カナダや残りのシーズンで戦い続けることに役に立ってくれるって確信してる」。
「カナダのサーキットは、いい意味でチャレンジングになりそうだね。高速で、特にほぼストリート・サーキットだし、あそこにはいくつか高速セクションがあるからダウンフォースをかなり低めにして走るし、フリー走行でメインに取り組むことの一つはブレーキングだね。特にレースに備えて、週末通してブレーキの冷却を最適にして、ブレーキの減り具合を確認しないといけない。モナコのあと、僕は間違いなく仕事に戻る準備はできてるし、みんなからアメージングなレース・ウィークエンドになるって聞いてる初めて走るトラックで(仕事を)再開できるのはいいことだね」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:CATERHAM F1 TEAM / LAT Photographic