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バルセロナF1合同テストは、雨のち晴れ。メルセデスGPに光?!

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スペインのバルセロナで行われているF1合同テスト3日目は、あいにくの雨模様で始まった。昨日の夕刻から降り始めた雨が午前中まで残り、各チームは、プログラム変更を余技なくされた。

もちろん、ウェットでのデータ収集の役には立ったが、バーレーンの情勢不安定からドライコンディションのデータを少しでも多く獲得しておきたいチームにとっては、複雑な状況のテストだったかもしれない。

そのコンディションの中で92周を消化して一躍トップにたったのはニコ・ロズベルグのメルセデスGPだった。今年は、ブリヂストンからピレリへのタイヤ・サプライヤー交換で、タイヤ特性のマッチングが話題の焦点になっているが、フロントががっちりくいつく傾向が大きくなるのではないかとの見方があり、そうなると、帝王ミハエル・シューマッハが復活する期待が高まっている。そのM.シューマッハが所属するメルセデスGPの好調は、シーズンの行方を楽しみなものにしている。

また、セバスチャン・フェッテルからマーク・ウェバーに交代したレッドブルは、5番手だったものの、3日目の最多ラップ138周をこなし、安定したポテンシャルを証明した。フェラーリのフェリペ・マッサも128周を走破、小林可夢偉からステアリングを引き継いだザウバーのセルジオ・ペレスも115周を消化し、着々とデータを収拾していることを表現した。

トロ・ロッソとHRTが、それぞれ、S.ブエミとダニエル・リチャルドとジョルジョ・モンディーニにステアリングを託したため、全12チームが14人を走らせる結果となった。

◆バルセロナF1合同テスト2日目結果(カッコ内は周回数)
 1.ロズベルグ+メルセデス 1分23秒168(92)
 2.ペトロフ+ルノー 1分23秒463(93)
 3.ハミルトン+マクラーレン 1分23秒858(93)
 4.マルドナド+ウィリアムズ 1分24秒815(60)
 5.ウェバー+レッドブル 1分24秒995(138)
 6.トゥルーリ+ロータス 1分25秒454(48)
 7.ペレス+ザウバー 1分25秒557(115)
 8.スーティル+Fインディア 1分26秒720(102)
 9.ブエミ+トロ・ロッソ 1分26秒155(31)
10.マッサ+フェラーリ 1分26秒508(123)
11.グロック+ヴァージン 1分26秒598(97)
12.モンディーニ+イスパニア 1分28秒178(39)
13.リチャルド+トロ・ロッソ 1分28秒329(42)
14.カーティケヤン+イスパニア 1分30秒722(42)

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