ケータハム・F1・チーム【バーレーンGP プレビュー】
◆小林可夢偉
「次は、今年のプレシーズン・テストのためにすでに数週間を過ごして、信頼性がよかったときにかなりの周回数を稼いだバーレーンで第3戦をするために戻ります。それは今週末のレースですごく重要になるものです。それに今は、パフォーマンスや僕らの立ち位置から足がかりにできるものがありますし、チャンピオンシップ10位に着けて、そのさらに先を狙ってレースを闘っていけることを僕らはわかってます」。
「信頼性はバーレーンに向けて重点を置く部分です。僕らはフリー走行を3回とも上手くやって、セットアップを最適にして予選とレースを闘えば、クルマのパフォーマンスがどれだけのレベルなのかをシッカリ見極められるはずです。僕のバーレーン・テストの最終日はクラッチの問題で最後のパフォーマンス走行ができなかったですし、信頼性の問題もあって、オーストラリアもマレーシアも雨の予選だったとうことで、あれからセットアップを完全に予選スペックにして走るチャンスはなかったです。そうですね、マレーシアのレースではかなり上手くやれましたけど、クルマはほとんどシッカリとセットアップが済んでない状態で、パワーユニットからはまだ引き出せるものがあります。僕らにはちゃんとした週末を過ごすことが不可欠で、セパンでやり残したことをピックアップして、クルマのすべてのエリアのパフォーマンスを改善させる必要があります」。
「今年、僕らはにどれだけ改善する能力があるかが重要になります。僕らの開発プログラムは、初めて新しいパーツが届く今週末バーレーンからスタートします。そのパーツはTMG(トヨタの欧州モータースポーツ拠点)の風洞で開発していたもので、それがどう機能してくれるのか確認できるのはうれしいです」。
◆マーカス・エリクソン
「初めて完走できたレースで、満足してマレーシアを発つことができたし、日曜日にセパンで僕らがやり遂げたことにウキウキしちゃったよ。あれはタフだったね。金曜日と土曜日にかなり走り込めてたにしても、金曜日に出た問題のために土曜日と日曜日に夜通しでマシンを組みなおさないといけなかったし、レースに向けて、まだ最適なセットアップを組めてなかったからね。バーレーンでは、トラブルフリーな週末を過ごすことが重要になるね。それから、バーレーン・サーキットの特性はセパンよりも僕らのマシンに合ってるはずだから、ライバルたちに対して僕らはマレーシアよりも強いはずだよ」。
「テストの経験があるからバーレーンのことはよく知ってるし、マレーシアみたいにフリー走行の1周目からプログラムに取り掛かれるだろうね。たくさんのデータがあるからレースに向けて助けになるし、オーストラリアやマレーシアよりももっとシッカリしたアイデアを持って、僕らが目指していたセットアップを組めるはず。それから、2回目のプレシーズン・テストで見せたような信頼性があると、本当に助けになるよ。走行距離を稼げば今年の僕らのマシンの真のパフォーマンスを引き出す助けになるし、ルノーもチームも、それができるようにどれだけ一生懸命にに取り組んでくれてるかわかってる」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:CATERHAM F1 TEAM / LAT Photographic