ケータハム・F1・チーム【モナコGP プレビュー】
◆小林可夢偉
「次は、世界で一番有名なレースの一つのモナコです。このサーキットでのチャレンジが好きで、どのドライバーも一緒だと思いますけど、週末通してモナコ中でいろんなことが起こるんで、かなりすごいんです。(そういうわけで、)週末通してずっとはほぼ無理なんですけど、自分の仕事に集中する必要があるんで、チームのために僕ができるベストな仕事をやりたいです」。
「それからモナコは一年で一番短いトラックで、全然高速サーキットじゃないんで、前のクルマとのギャップがいつも短いサーキットの一つです。それは僕らみたいな小さいチームもなにか特別なことが起きるチャンスがあるっていうことなんで、いいことです。(いい結果が得られるとしたら、)この数戦タフなレースをしてきた僕らが、何かお祝いするのにふさわしいものになると思います。チームのみんなが現時点の僕らのポジションから持ち直すために、これまで以上に一生懸命に仕事をしてくれてることはわかってます。僕がトラックにいるときも、ファクトリーにいるときも、彼らのハードワークと努力は僕にとって忘れられないほどのもので、そろそろ僕らにも運が向いてきてもいいころです」。
「(スペインGP翌週のプレシーズン・テストがあった)スペインで一日しかテストできなかったとしても、あそこで僕らはたくさんのことをやれました。バルセロナに持っていった新しいパーツの空力の評価をもっとできましたし、スペインでどうしてタイヤを機能させられなかったのかを詳しく見ることができました。いいニュースとしては、そのテストで、今後のために方向性がすごくハッキリした別のセットアップを評価することができたってことで、これで僕らがスペインで抱えていた問題を解決できます。それから、テスト初日の終盤に僕がかなり大きなアクシデントに遭ったあとで、モナコに向けてこれまで以上に一生懸命働いてクルマを準備してくれたくれたチーム全体にお礼を言いたいです。これから、僕らが持っているものをすべて使って、モナコではもっといい週末にすることを狙います」。
◆マーカス・エリクソン

「ルーキーとして、モナコは間違いなく最高にワクワクするレースの一つで、僕もそれは同じだよ! ここではGP2で何度もレースしてきたし、2012年にはiスポーツでポディウムに上がったけど、F1のマシンに乗ってモナコでレースするのはF1に参戦してからの夢の一つだったし、始まるのが待ちきれないよ」。
「それから、1974年にロニー・ピーターソンがここで勝ってから40年目のレースだから、すべてのスウェーデン(エリクソンの母国)のファンにとってはすごく特別なレースだね。スウェーデン人F1ドライバーとして彼に続けることは僕にとって名誉なことだし、特に僕は彼と同じスウェーデンの地方の出身だからね。僕らは彼がやったように勝利をかけて闘うことができないのはわかってるけど、彼や彼が残してきたものに敬意を表して僕のベストを尽くしたいね。この数週間、僕にとって(今月1日に没後20周年を迎えたアイルトン・)セナとはどんな存在かって散々聞かれたけど、僕が刺激を受けたのはロニーだっていつも答えてる。だって僕はスウェーデンのクムラ出身だし、ロニーがNo.1ヒーローなんだ。彼の持つ記録をお祝いするために、今週末はパドックに来て彼を思い出した人たちがエモーショナルな気持ちになるようなクールなイベントをいくつか企画してるよ。そんな彼らを応援するような何かが僕にできれば、彼らと僕らチーム全体にとってかなりクールだよね」。
「F1とGP2でのレース・ウィークエンドはドライバーにとって全然違うものなのは確かだけど、一番大事なことの一つは気が散るようなモノのスイッチはすべてオフにしてマシンに乗って、トラックでベストな仕事ができるように集中することだっていうのはわかってる。週末中はいくつか出席するイベントがあって、いいイベントになるのは間違いないけど、大事なのは、予選とレース中に起こったことは、どんなことでもチャンスを掴むために利用することで、金曜日と土曜日のどのラップも重要になるってことだね。この数戦で見てきたよりもリタイア率が高まることは避けられないし、それが僕らにチャンスを与えてくれることにもなるけど、僕らは大事な局面で(チャンスをつかむための)いいポジションにいないといけないから、そこに焦点を合わせたいね」。
【翻訳:STINGER】
顔写真提供:CATERHAM F1 TEAM / LAT Photographic




