桜井孝太郎、イギリスF3で初完走
第4〜6戦は、ハイテック・モータースポーツから参戦した。
イギリスF3で活躍する、日本人最年少BMWスカラシップドライバーの桜井孝太郎(16歳)は、4月22〜25日にイギリス、オウルトンパーク・サーキットで開催されたイギリスF3で、初めて完走し、初ポイントを獲得した。
先週、イタリアのモンツア・サーキットの大事故でマシンが全損したが、チームの努力で、無事に木曜日の夜にはサーキットにマシンが到着した。日曜日はイースターで休日だったため、第5戦、6戦の決勝は月曜日に行なわれた。
第5戦は、18番手グリッドからスタートし、残り3周でブレーキトラブルが発生してコースアウト。午後2時半にスタートした第6戦では、スタートに成功し、中盤までクラストップを快走したが、最終的にはライバルのバート・ヘルキマの追走を退けられず、クラス2位完走となった。
◆桜井孝太郎
「このサーキットはとても難しいコースで、コースアウトした時のセーフティ・マージンもないので、今回のレースはとにかくマシンを短時間で煮詰め、完走を目指すことを目標にしました。厳しいレースでしたけど、完走できたことでチーム全員が喜んでくれました。タイヤに関して、いろいろ理解できたことが最大の収穫です。全然走り込めていなかったので、タイヤ特性を掴みきってなかったのですが、今回の週末でかなり理解できました。ポイント獲得は素直に嬉しいです。これからも頑張りますので、ぜひ皆さんの応援をお願いします」。