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F.アロンソ会見 – 質疑応答(ホンダF1記者会見)

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10日(水)に東京-青山にあるHondaウエルカムプラザ青山で「Honda F1記者会見/McLaren-Honda 2015」がおこなわれ、会見に参加したマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンがそれぞれ質疑応答に応じた。

◆フェルナンド・アロンソ会見

・・・・まず、フェラーリを離れて、マクラーレンに移ったという判断は正しかったですか?

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フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):5年間フェラーリで走っていたし、契約が残っていたから続けることはできたけど、今回はホンダがカムバックをするということで、勝てる可能性が高いと感じたから契約を結んだんだ。

確かにフェラーリとは5年間に2回2位(ドライバーズ・ランキング)をとったけど、ホンダのほうが可能性が高いと言う感触があったし、特にホンダの施設をみさせてもらって、技術的な部分を考えても勝てるチャンスがありそうに感じた。だから、カムバックするホンダのその一員にボクもなりたい、ホンダのロゴが付いたシャツを着たいって思ったんだ。

新しい時代にカムバックするホンダの一員になりたかったんだ。ここまで、この決断は正しかったと思ってるし、勝ちたいと思ってる。勝つんだったらホンダだけ、そう思ったんだ。

・・・・先ほどホンダのロゴが付いたシャツを着たいんだという説明がありましたが、マクラーレン・ホンダということを聞いたとき、何が頭に浮かびましたか。
アロンソ:子供の頃にはセナ・プロスト時代で、ホンダ-マクラーレンがF1を席巻していた。3歳のときに父かゴーカートを作ってくれ、それがその時代のマクラーレンのカラーリングを模したレプリカだったんだ。

写真とかビデオを見て、そういう風に育ったと思ったんだけど、今こうして33歳になって2回ワールドチャンピオンになることができて、また今マクラーレン・ホンダがカムバックをすることで、そこに行こうと。ちょうどいいタイミングじゃないか、行くべくなんじゃないかと思って移籍したってことなんだ。

ある意味、父の夢でもあったし、それから僕の家族、僕の子供時代の夢だった。今回はレプリカのマシンじゃなくて、本物のF1マシンに乗ることができる、またマクラーレン・ホンダのマシンに乗ることができるってことだから、ある意味、僕にとってはパーフェクトで、モチベーション的にも本当に完璧で、僕のアイドルのセナを目指したいと思っているんだ。

・・・・ホンダの施設を視察されたと言うことですが、どこが一番関心したところでしょうか? また、日本人と仕事をする上で、武士道、侍と言うようなスピリットを感じますか?

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アロンソ:そういうスピリットを感じるかどうかについてはイエスだね。やっぱり細かいディテールとか、日本の文化は楽しいし、僕は日本が好きなんだ。

来日して毎回日本の人たちと仕事をすると、新しく”日本にはこういう文化、仕事の仕方があるんだな”っていうことを発見していく感じ。

初めて日本人と仕事をするので、そういう発見がたくさんあるよ。日本人は仕事に対してコミットメントしていって、キッチリとした仕事をしていく、やるべき仕事を、例えば朝8時から6時までしっかりやっていくし、勝つという目標があれば、それに向けて仕事をちゃんとするのが彼らの仕事に対するアプローチってことが分かった。

もちろん、これから成功していくためには、一緒に仕事をしていく必要があるし、その目標を念頭に置いて仕事を進めていく必要があるんだ。いろんな仕事のアプローチの仕方を見てきたけど、仕事に関する理念、考え方もすごくいいと思う。

とにかく、きちんと関係を築いて仕事をするのが日本人だなと感じているよ。もう一つは技術レベルだけれど、それもいい感触がある。施設やいろんなところを見て、技術レベルが高いことも分かったし、そこで働いてる人たちもプロフェッショナルなアプローチで取り組んでいる。

最近のエンジンは、単にメカニカルな塊ではなくて、ハイレベルなエレクトロニクスがお互いにつながって機能していかないといけない、そういった科学的なアプローチっていうところは共通すると思うし、これが一つの日本の文化だと思う。

そこで働いてる人たちにもすごく魅力があるし、それぞれが個性的だと思う。今後に向けて、そういったことをうまく活用していければと思ってる。

・・・・創設者の本田宗一郎さんはアイルトン・セナに、No.1エンジンを造るといつも話していました。その本田宗一郎さんに関して、何か感じていることはありますか?
アロンソ:本田宗一郎さんには僕もすごくリスペクトしてる。モーターレーシングの世界を変えた人はそんなにたくさんはいないけど、本田さんはその一人と思う。それがホンダという会社を魅力的にしてると思う。

ドライバーとしてはもちろん走りたいわけだし、アドレナリン全開でマシンを走らせたいけど、それよりももっと大事なのは、モータースポーツに対するパッションで、前(グリッド)に戻るっていうことだと思う。それから、ホンダと仕事をしていると、チーム全体が本田宗一郎さんが持っていたようなそういったモータースポーツに対するパッションをまだみんなが持ち続けてると感じるし、モータースポーツに対してのみんなの思いや価値観とか想いをみんなで共有してると感じるよ。

ホンダのみんながそういった気持ちを持っ
ていて、ホンダの人たちは仕事だからやるっていう感じじゃなくて、モータースポーツが好きだからホンダにいて、ホンダで働くことをすごく誇りを持ってると感じてる。その想い、パッションは、宗一郎さんが持っていた想いだったのではないと思います。

—以前もマクラーレンに所属されていましたが、その当時のマクラーレンと今のマクラーレン・ホンダ、また、フェラーリとマクラーレン・ホンダの雰囲気をの違いを教えて下さい。また、今年の具体的な成績の目標を教えて下さい。

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アロンソ:チームの違いだけど、一つはチームを比較すると言っても、そのときにいろいろあってパフォーマンスが違ったりもするからね。

マクラーレンも、2007年とは違うと感じてる。前はもっとイギリス人が多かったけど、今はもっとインターナショナルなチーム編成になっていろんな国籍の人たちがいて、もっと全体的に近しい感じでやってるよ。

もちろん、その半分は日本人だよ。今のチームはみんなで仕事をする上でベターな状態だし、オープンでリラックスできて、冷たい感じもないから、すごくいい感じだね。

それから、フェラーリは、なにしろイタリアだから、カオスとまでは言わないけれど、毎日ちょっとずついろんなことが起きたりして、違うことやったり、あんまり整理整頓されてキチッと仕事が回ってるって感じではないけど、すごくポテンシャルの高いチームだったよ。

あと、ヘレスで最初のテストがあったけど、みんなパッションのレベルは高いと思う。それはマクラーレン・ホンダがカムバックしたからで、戻ってきた人たちは、以前のチームの雰囲気を知ってるってこともあるし、思い出もあって、日本の人たちもいるから、仕事に対して決意を持って取り組んでくれるし、才能がある人も多いって感じている。特に、エレクトロニクスに関して必要なことをちゃんとやっていく形になってると思う。

それから、僕のゴールだけど、一つはマシンの完全なポテンシャルがどれだけなのかがまだ分からないから、信頼性のポテンシャルを確かめるところまで行ってなくて、今はまだ確認、開発の最中。ほかチームは1年先にそれをやってきてるから、彼らはレースしながら出てくるいろんな問題を解決してきてて、今は僕らがそれをやってることになるね。

だから、今シーズンは多少細かい問題が出てくるだろうと思うし、出たらまた解決しながらやっていくことになるね。それから、僕の長期的な目標はもちろんワールドチャンピオンになることだよ。それをなるべく早く達成したいし、それが2カ月なのか、6カ月なのか、1年なのか、1年半先なのか、それはまだちょっと分からないけど、そのうちタイトルは獲りたいと思ってる。それだけは自信を持って言えることだね。

・・・・バトンよりも上の成績で今シーズンを終えられると思いますか?
アロンソ:ジェンソン(・バトン)は素晴らしいパートナーで、二人合わせて500戦してきてるから、そういった経験を積んできたドライバーはホンダにとってもすごく重要なことじゃないかな。初めて投入するこのパワーユニットで、僕たちドライバーとして僕らがやることは、そのドライバビリティを確認して、チームの人たちにインプットをしていくことだと思う。ジェンソンはチームメイトとしてもそういった意味でもすごく経験を積んでるから、僕は彼と組めてすごくハッピーだし、彼はF1を熟知しているから、すごくいいチームメイトだと思うし、もちろん、彼とのバトルを楽しみにしてる。僕も14年ずっとF1の世界にいるけど、今年は最後勝てるかどうかなってところだけど、ガンバっていきたいね。

まとめ:[STINGER]
Photos by 
STINGER(最上部のアロンソの画像)
McLaren Honda/LAT Photographic(その他)

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