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FIA、2018年からヘイローの導入 — PUやショーの方向性も発表


再びヘイローが採用に。

FIA(国際自動車連盟)は19日(水)、同日におこなわれたF1ストラテジー・グループの会議で変更された内容を発表した。

変更内容は次の通り。

■コクピット正面保護システム
ストラテジー・グループの満場一致により、2018年から導入されるコクピット正面保護システムに再度ヘイローシステムが採用された。

FIAは今年の4月の段階では、それまで有力候補だったヘイローシステムの代わりに透明なシールドを採用すると発表していた。しかし、先週末のイギリスGPフリー走行でスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・フェッテルは透明なシールドを試したところ、気分が悪くなり途中で使用を取りやめるなど課題も少なくなく、この5年間で試されてきた様々なコクピット正面保護システムを評価したFIAは、全体的な安全面でもっとも優れていることが明白になったとして、最終的にヘイローシステムが採用された。

また今後も各チームのサポートを受けながら、機能を含めたデザインの改良を進めていく予定だ。

■2021年のパワーユニット
最近パリで2度開催され、世界的モータースポーツ・パワーユニット・メーカーが多数出席した臨時会議のすべての出席者に2021年のパワーユニットに関する最新情報が提供された。夏のあいだにさらなる分析が進められ、その結果は9月におこなわれるストラテジー・グループの会議で再度検討される。

■コスト管理
コスト管理に関する新たなアプローチが示され、満場一致の支持を受けた。商業権利者、FIA、チームの代表で構成されたワーキング・グループ(作業部会)は、今後もF1が持続していけるように革新的な解決策を考案する。

■ショーの改善
ショーの改善を目指すいくつかのスポーツ面の手段についても議論され、それらを評価するための具体的な調査が実施される。

【STINGER】
Photo by Sauber Motorsport AG

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