FIA、2016年のスーパーライセンス発給条件を発表
新しい条件が今年から適用されていた場合、今年F1デビューすることができなかったフェルスタッペン。
FIA(国際自動車連盟)は、2016年から適用される新しいスーパーライセンスの発給条件を発表した。
■スーパー・ライセンス取得条件
・18歳以上。
・現行、または最近のF1のマシンを使用したテストで合計300kmを走破。
・下位フォーミュラで2年以上の参戦経験。
・下位フォーミュラでの成績をもとに算出したポイント制度で、合計40ポイント以上獲得。
・運転免許証
・F1のスポーティング・レギュレーションの知識を計るテストに合格。
それぞれのカテゴリーのチャンピオンに与えられるポイントは次の通り。
FIA F2: 60ポイント
GP2: 50ポイント
FIA 欧州F3: 40ポイント
FIA WEC(LMP1のみ): 40ポイント
インディカー: 40ポイント
GP3: 30ポイント
フォーミュラ・ルノー3.5: 30ポイント
スーパーフォーミュラ: 20ポイント
FIA公認国内F4: 10ポイント
国内F3: 10ポイント
フォーミュラ・ルノー(ユーロカップ、ALPS、NEC): 5ポイント
※チャンピオン以外にもランキングに応じてポイントが与えられる。
今年は17歳のマックス・フェルスタッペンがスクーデリア・トロロッソのドライバーとしてデビューするが、もしもこの取得条件が今年から適用されていた場合、年齢制限に合格できず、昨年参戦した欧州F3のランキング3位という結果では20ポイントしか獲得できないため、F1デビューすることはできないことになる。
Photo by SCUDERIA Toro Rosso