FIA、コクピット保護の投入を2018年に延期
最有力はヘイローだが、さらなる選択肢が登場する可能性も。
来年からの投入が予定されていたドライバーを保護するヘイローデバイス(写真のドライバー保護フレーム)の投入は2018年に延期となった。
これは28日(木)にF1戦略グループがスイス-ジュネーブで会合を行い、投入を急ぐよりもより安全性を高めることが賢明として、満場一致で決定したもの。
現在も最有力候補はヘイローのままだが、開発を1年延長したことで、F1戦略グループはさらなる選択肢が登場する可能性もあると考えている。
FIAが発表した内容は次の通り。
■コクピット保護
2017年F1シーズンスタートまでの時間が比較的短時間のため、今年の残りと来年序盤を使ってすべての選択肢を評価することが賢明であるという結論に達した。
これには、今年の残りと来年の序盤、複数のトラックのフリー走行でヘイローシステムのテストをおこなうことが含まれている。
現状はヘイローシステムが最善の選択肢と考えられているが、もう1年開発を続けることで、より完成された選択肢が見つけられる可能性もあるという考えがF1戦略グループ内にある。
ヘイローは引き続き、2018年に導入される有力な選択肢である。
【STINGER】
Photo by Red Bull Racing / Getty Images/Red Bull Content Pool