FIA、ルノーに執行猶予付き出場停止処分
FIAは、ING・ルノー・F1・チームが昨年のシンガポールGPで意図的にネルソン・ピケJr.をクラッシュさせたことで、2年間の執行猶予付きのチャンピオンシップ参戦資格剥奪の処分を下した。
ルノーは2011年のシーズンが終了するまで、いかなる違反でも犯した時点で出場停止となるが、今後もチャンピオンシップ参戦を続けることができる。
また、ピケJr.のクラッシュを計画したフラビオ・ブリアトーレ元代表には、いかなるモータースポーツ活動も行うことが禁止され、計画に関わっていたエンジニアリング・ディレクターのパット・シモンズは5年間の資格停止とレース活動の禁止が命じられた。また、ブリアトーレとシモンズの指示でクラッシュを行ったピケJr.は今回の事件への情報提供を理由にお咎めなしとなり、ピケJr.のクラッシュの恩恵により昨年のシンガポールGPを優勝したフェルナンド・アロンソは今回の調査でクラッシュの計画に一切関与していなかったことが明らかになった。