FIA、セーフティ・カーのルールを変更へ
セーフティ・カーのルールを変更する必要があることを認めたFIA。
FIAは、セーフティ・カーのルールを変更する必要があることを認め、6月23日に行われる世界モータースポーツ評議会で変更について話し合う予定。
これは、先週末のモナコGPの最終ラップで、セーフティー・カーのルールが明確でなかったことで起こった問題を再発させないようにすることが目的となっている。
セーフティ・カーがコース上から消えると、レースの再開を意味するが、セーフティ・カーがレースの最終ラップでピットに戻った場合、追い越し禁止の状態がそのまま続くというレギュレーションがある。しかし、このルールが明確になっていなかったため、モナコGPの最終ラップにセーフティ・カーがコース上から消えたあと、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP・ペトロナス・フォーミュラ・ワン・チーム)は、ゴール直前のコーナーで前を走るフェルナンド・アロンソ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)を抜いて6番でゴールした。
その結果、シューマッハのオーバーテイクはペナルティーの対象になると判断され、タイムに20秒加算のペナルティーが与えられ、シューマッハは6位から12位へ降格した。