FIA、段差ノーズのカバー使用を許可
カバーの取り付けにより、外観上は段差がなくなる(写真は今年最初に段差ノーズを公開したケータハムのCT01)。
FIA(国際自動車連盟)は、2013年からノーズの段差を隠すカバーを使用することを許可した。
F1チームは、すでにこのアイデアに合意済みで、FIAが2013年のテクニカル・レギュレーションの変更点としてカバーの取り付けを許可を加え、来季から取り付けが可能となった。
段差カバーは、空力的アドバンテージが発生せず、衝撃吸収に影響しない1パーツ構成のみが認められ、複数のパーツで構成されたものは使用できない。
今季からドライバーの安全を考慮したレギュレーションの変更により、モノコックの高さは昨年までと同じものの、ノーズの高さを下げなければならなくなっため、12チーム中、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとマルーシア・F1・チームを除く10チームのノーズに段差が設けられた。しかし、不恰好な見た目が好意的には受け入れられなかったため、基本構造はそのままに、見た目のよさを改善する方法として、今回の段差カバーのアイデアが考え出された。