FIA、若手テストの概要を発表

正ドライバーのマシン仕様変更は原則禁止で日程も3日間に。使用する新型タイヤはソフト、ミディアム、ハード。
FIA(国際自動車連盟)は9日(火)、今月、イギリス-シルバーストン・サーキットでおこなわれるヤングドライバーズ・テストの概要を発表した。
今回のテストはイギリスGPのタイヤの問題によって新型タイヤが投入されることにともない、レギュラー・ドライバーが実戦にタイヤが投入される前にに慣れるため、通常、2戦以上グランプリに参戦経験があるドライバーが参加できないヤングドライバーズ・テストへ、タイヤテスト限定の参加が特別に許された。
また、レギュラー・ドライバーの参加によって、本来テストするはずの若手ドライバーのテストに影響が出ないための救済処置として、3日間のテストに1日を追加した4日間でおこなわれる予定だったが、結局は当初の予定通り、17日(水)〜19日(金)の3日間に落ち着いた。
今回のテストでピレリは、2012年のタイヤ構造に2013年のコンパウンドを組み合わせたソフト、ミディアム、ハードをそれぞれ投入する。これは、ピレリが次戦のハンガリーGPから投入する新型のタイヤだ。
今回のテストについて、スクーデリア・フェラーリのフェルナンド・アロンソは、「タイヤテストだけだからあまり重要には思えなかったけど、FIAの話だと、アップデートのテストをやっていいみたいだから、チームから指示が出れば喜んで参加するよ」とコメントしていたものの、FIAはマシンに施す変更については、今回の発表で次のように説明した。
「レギュラー・ドライバーが走行を担当する場合、マシンに施す変更をおこなえるのは、ピレリが提供した走行プランを実行するために必要な場合のみ」。
Photo by Pirelli & C. S.p.A. – Pirelli Tyre S.p.A




