FIA、パワーユニットのルールを変更
ホンダにとって有利な内容にレギュレーションが変更。
FIA(国際自動車連盟)は10日(金)、パワーユニットに関するレギュレーションの変更を発表した。
変更されたレギュレーションは次の2つ。
■パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティの簡略化
ドライバーがパワーユニットを交換することに対するペナルティの内容が変更された。
先週末におこなわれたイギリスGPまでは、パワーユニットを構成する部品の交換数、交換回数によってグリッド降格ペナルティの重さが決まり、それによって算出されたグリッド降格ペナルティと予選の結果を照らし合わせ、その結果グリッド最後尾に着いても最終的にペナルティを消化しきれない場合、残った降格グリッド数に応じてさらにレース中のペナルティが加えられていた。
しかし、消化しきれないグリッド降格ペナルティに対するペナルティが重すぎたため、ペナルティは最大でもグリッドの最後尾に降格することに内容が変更になった。
この変更は即時有効となり、7月26日に決勝がおこなわれるハンガリーGPから適用される。
■新規参入パワーユニット・メーカーの年間パワーユニット使用数の上限を変更
参入1年目のパワーユニット・メーカーは、ドライバー1人あたりが年間に使用できるパワーユニットの上限が変更になった。これにより、該当のパワーユニットを使用するチームのドライバーは、年間で最大5基のパワーユニットを使用できる。
今年該当するチームはホンダのみで、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、それぞれほかのチームのドライバーよりも1基ずつ多くパワーユニットを使用できるようになった。
こちらの変更も即時有効となり、次戦のハンガリーGPから適用される。
【STINGER】
Photo by Honda Motor Co., Ltd.