FIA、シャークフィン、Tウイング、コクピット保護に関する変更点を発表
インダクションポッドの後部からリヤウイングに向かって伸びる”シャークフィン”とその先端に取り付けられた”Tウイング”は今年で廃止に。
FIA(国際自動車連盟)は25日(火)、同日におこなわれたF1ストラテジー・グループの会議で変更された内容を発表した。
変更内容は次の通り。
・コクピット正面保護システムの優先権は、これまで有力候補だったヘイローシステムではなく、透明なシールドに変更された。2018年からこのシステムを導入できるよう、FIAは今シーズン中にトラックでテストを実施する予定。
・来年からシャークフィンとTウイングの使用を厳しく制限するために、エンジンカバーまわりのレギュレーションを変更。
・オイルを燃料に転用できないことを確実にするために、1レース中にパワーユニットに使用できるオイルを1種類に制限。
・ピレリが2018年型のレイン・タイヤの開発のために、以前の仕様のマシンとホイールを使用することを許可。
・レース中に赤旗が出された場合、レースはスタンディング・スタートで再開。
・マシンに表示されるドライバー名とカーナンバーがしっかりと判別できるようにスポーティング・レギュレーションを変更したことをチームに通達。この変更は5月12日(金)〜14日(日)のスペインGPから適用。
【STINGER】
Photo by FERRARI MEDIA