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FIA、モズレーの予算案を採用

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FOTAの準備が整って良いなかったため、予定通りにモズレー会長のアイデアを採用。

FIAは、マックス・モズレー会長が提案した、年間のチーム予算額を4000万ポンド(約59億円)に制限することを予定通り導入することに決定。

15日(月)、FIAとFOTA(AT&T・ウィリアムズとフォース・インディア・F1・チームを除いた8チームからなる組織)は、ロンドンで会議を行ったものの、FOTAの金融専門家たちは2010年の予算を議論する準備が整っていなかったため、両者の提案を比較することができず、モズレー会長の案が採用された。

FIAは声明で、「今回の会議で、互いのアイデアを比較するはずだったが、FOTAは話し合いの準備をしていなかったため、目標は達成できなかった。彼らには現状の打開策がないことは明らかなため、予定通りの予算制限を導入する」と説明。

2010年のエントリーリストが発表される19日までに交渉がまとまらない場合、AT&T・ウィリアムズとフォース・インディア以外の8チームは、F1から分離することになる。

※F1参戦チームの年間予算案(バジェット・キャップ)
FIAが2010年から導入する年間予算案は、基本的に4000万ポンド
(59億円)を上限とするもの。予算がそれを上回っても問題はないが、限度内に予算を抑えると、現在は制限されている一部の制限が解除され、レースを
有利に戦えることとなる。このように、2つのレギュレーションがF1に存在することに反対しているスクーデリア・フェラーリ、BMWザウバー・F1・チー
ム、レッドブル・レーシング、パナソニック・トヨタ・レーシングは撤退する意思を見せていたものの、FOTAは、条件付で
2010年のチャンピオンシップにエントリーした。この問題はまだ解決していないため、今後の動向に注目が集まっている。

なお、AT&T・ウィリアムズとフォース・インディア・F1・チームは、FIAの予算案に合意、無条件でエントリーを申請した。また、新チーム枠にはカンポス・グランプリ、マノー・グランプリ、チームUSF1が収まった。


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