モナコGPの見所(その1) ◆F.マッサはR.クビツァに負けてはいけない
ヨーロッパ・ラウンドに突入し、シーズンが本格的に始まった。そして迎えるモナコGP。ここは、伝統や公道という特殊性で、他のGPより注目度が高くなる。だからドライバーは勝ちたいのだが、安閑としていられないドライバーもいる。たとえば、F.マッサだ。
まだ噂段階だが、冬に語り合うからそう呼ばれるはずの”ストーブリーグ”が、裏舞台で早くも始まっている。フェラーリはF.マッサをすでに必要としていないという声が聞こえる。そして、R.クビツァをほしがっている、とも。したがって、F.マッサはここでR.クビツァに負けてしまうと、来年の契約で大きく不利になるのではないか、というオマケ着きだ。
予選2位のR.クビツァに対して、直後の4番グリッドからスタートするF.マッサ。二人のレースは、そうした視点で見ると興味深くなる。
[STINGER] / 山口正己