ブロウンGPの強さと日本–その1【ヴァージン・カラーはオアズケ!?】
ロゴが全然見えない。
開幕戦のパドックや、ブロウンGPのピットで、新たなパートナーであるブロウンGPを応援するリチャード・ブロンソンの姿がテレビの画面に何度か映し出され、ヴァージンの名前が世界中のテレビでくり返し伝えられた。
ヴァージン・グループの総裁であり、結局ブロウンGPとして新たな船出を迎えることになった旧ホンダの買い手の一人として、名前が挙がっていたブロンソンがいよいよ現場に登場したのだ
ブロウンGPは、予選が行なわれる3月28日土曜日の昼過ぎに、ピットの前で記念撮影を行なう旨のレリースをプレスルームで流したが、それは、新チーム誕生の発表というより、ヴァージン・グループとのパートナー契約を伝える場だった。
し
かし、その直後に始まったフリー走行を走ったブロウンBPG001のボディには、コクピットの前に、申し訳程度にヴァージン・グループのロゴがあるだけ
だった。”ヴァージン・カラー”を期待した報道関係者は、すこしガッカリしながら、ブロンソン、ブロウン、そしてニック・フライも加わった記念撮影を行
なった。
(つづく)
【STINGER / Yamaguchi Masami】