ダイムラーとアーバーがメルセデスGPの株式を100%取得
ダイムラーとアーバーが残りの24.9パーセントの株式を取得。
ダイムラーAGとアーバー・インベストメントPJSは、残っていた24.9パーセントの株式を買い取り、メルセデス-ベンツ・グランプリLtd.の所有権を100パーセント取得することとなった。
ダイムラーAGは2009年11月16日にその年のチャンピオン・チームだったブロウンGPの株式を45.1パーセント買収し、アーバーと併せて74.9パーセントの所有権を手にしていた。今回の買収は、ドイツの自動車メーカーが長期間にわたってF1に投資を行い続けるという決意を示すものだ。
◆ロス・ブロウン(メルセデスGP代表)
「ダイムラーとアーバー・インベストメントが残る24.9パーセントの株式を取得したこにより、メルセデス-ベンツ・グランプリの組織は将来的により強固なものとなった。モータースポーツの中でもF1は非常に特殊な事業であり、ダイムラーとアーバーのように強力なパートナーを持つことは極めて重要だ。私自身もすべてのスタッフと協力して今後長くチームの運営に力を注いでゆくつもりだ。メルセデスーベンツ伝統のシルバーアローを代表して更なる成功を目指すことができ、光栄に思っている」。
◆ノルベルト・ハウグ(メルセデス・モータースポーツ部門責任者)
「パートナーであるアーバー・インベストメントと共に残る24.9パーセントの株式を取得するのは当然の経緯だった。これにより、ダイムラーとアーバーは60/40の割合でシルバーアローを所有する。今回の決定は、チームがモータースポーツの最高峰で成功を納めるための基礎となるだろう」。
【翻訳: Shigehiro Kondo】