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ベルギーGPは、ポイントが10位までになった影響に注目だ!!

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神経戦も加熱する。

スパ-フランコルシャンは、”スパ-ウェザー”と呼ばれる不安定な天候でお馴染みだ。その天候の変化とポイントの間には、切っても切れない関係にある。

去年まで、ポイントは8位までだった。今年は、10位までになり、さらに上位の点差が大きくなった。
去年まで、10-8-6-5-4-3-2-1。
今年から、25-18-15-12-10-8-6-4-2-1。
この差が、レースに大きく影響する。

ポイントの重要性は、単に成績の善し悪しだけでなく、次のステップへの”査定”として絶対的な意味を持つ。例えば、コンストラクターズポイントの順位によって、報奨金が違ってくる。特に下位チームには、ポジションひとつ、もっといえばポイント1点が非常に大きな意味を持ってくるのだ。

そのことと天候の関係とは? ずっと雨が降り続けるなら、問題はない。しかし、”降るか降らないか分からない”という不安定な状況だと話が違う。作戦が真っ二つに別れるからだ。「ポジションを守りたい」チームは手堅く行く。「なんとか攻めたい」チームは、ギャンブルに出る。それが、ポイントが8位までだった去年までと、10位までになった今年を分けている。

中団グループは、超混戦模様。予選で9番手のチームは、「守りたい」組、11番手だったチームは、「攻めたい」組。「攻めたい」組は、雨と見込んでギヤ比を選び、セッティングも例えば車高を高くするなど、雨用で決めてくるかもしれない。

可夢偉は、ギヤ比を決定しなければならない金曜日に、「微妙です」とコメントしている。天候がどっちに転ぶか分からないからだ。

「どっちでもいけるように」とも言った。しかし、それでドライになればそこそこいけるが、雨が降ったら、後方の「攻めたい」組に出し抜かれる。だから「微妙」なのだ。

一方、トップクラスにも悩みはある。今年のチャンピオンシップ・ポイントが、上位ほど差が大きいからだ。ここでも「守りたい」と「攻めたい」が絡み合う。タイヤの使い方を含め、スパ-フランコルシャンは予測できない面白さを抱えて、予選を待っている。

[STINGER]

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