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ホンダからブロウンGPへ−2/2


ブロウンGPがテストで驚異的なスピードを見せた。

テストには車検がないから、軽いクルマじゃないのか、といぶかる声もあった。しかし、そうして冷静に見たとしても、シルバーストンで転がしただけで持ってきた新車であることを考えると、トラブルフリーでいきなり速いということから、「1988年のマクラーレン・ホンダのレベルかもしれない」という意見も聞こえている。


1988年のマクラーレン・ホンダと言えば、鬼才ゴードン・マーレイが手がけ、アラン・プロストとアイルトンセナのコンビで、16戦15勝した珠玉のマシンである。そこに関わったエンジニアは、「あのクルマはシーズン前のテストから強烈に速かった。ブロウンGPをみて、すぐにその時の雰囲気を思い出しました」と興奮気味に語った。

もうひとつブロウンGPは、3月9日からのバルセロナ合同F1テストで始めて公の場に姿を現した。そして、他とは少し違うスタンスでテストを開始した。通常なら、4日間のテストを二人のドライバーで行なう場合、一人二日間ずつを担当して3日目に交代する。しかし、ブロウンGPは、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロを1日交代で走らせたのだ。これは、ブロウン代表の効率的な短時間熟成思考かもしれない。フェラーリ黄金時代を築き上げた作戦参謀の手腕の片鱗の現れか。

バルセロナ合同テストの4日間のブロウンGPは、初日4番手(バトン)、2日目3番手(バリチェロ)、3日目トップ(バトン)、4日目トップ(バリチェロ)を記録、その後、3月19日が最終と言われたメルボルンへの荷送り作業ギリギリの3月17日のバルセロ・でも、ウィリアムズ、ルノー、マクラーレンを凌ぐトップタイムを記録している。

しかし、一方で、代表のロス・ブロウンに対する厳しい見方もある。「去年のシーズン中のブロウンさんは、シューマッハとフェラーリで戦っていた時の眼光の鋭さはなかった。すでにコースの上で戦うことより、人生に重きをおいている優しい目つきだった」と。さて、どちらが正しいのだろうか。その答は、シーズンが始まればすぐに分かる。まずは、メルボルンのパドックでブロウンさんを見つけたら、目をじっと観てみることにしよう。

ちなみに、バトンが記録したレコードタイム1分17秒844を、中嶋一貴が、メルボルンへの荷送りギリギリの19日に1分17秒494で上回り、またひとつ開幕戦の楽しみを増やしてくれている。

(STINGER / Yamaguchi Masami)


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