GP2アジア第2レース
GP2アジア第2レースは、完全ウェット路面でスタートした。
2時のスタート時点で雨は上がっていたが、路面に溜まった雨を飛ばすために、セフティカーに引かれて4周の後、ローリングスタートが切られた。
第一レースのリバーススタートで上位8台が入れ替わっているが、スタートに向かう最終コーナーで、ポールポジションのヴァルセッチとマルドナルドが軽く接触、以後も激しいトップ争いを繰り広げた。
勝ったのは、6番手からスタートしたカンポスGPのペトロフ。やりあうマルドナルドとヴァルセッチの隙を突いて、10ポイントを獲得した。
7番手グリッドからスタートしたポイントリーダーの小林可夢偉は、1周目に13番手に下がったが、その後、果敢に攻め、かつポイント・リーダーらしい冷静なドライビングで次々とオーバーテイクの見せ場を作り6位まで挽回。
しかし、序盤にタイヤを使いすぎたか、最終ラップの最終コーナーのブレーキングで僅かに膨らんだところをペレツに刺されて7位。第2レースでは6位までに与えられるポイントを逃がした。しかし、シリーズ2番手のバルセッチに12点差を付け、依然ポイントリーダーのまま最終戦のバーレーンGPを迎えることになった。
グリッドでエンジンがかからず、一端ピットに戻った山本左近は、ピットからのスタートとなったが、エンジンから異音を発しつつレースに加わったが11周で戦列を離れた。
[STINGER]
■GP2アジア第2レース結果 | ||||
Pos | Driver | Team | Time | Laps |
1 | ペトロフ | カンポス | 45.41.349 | 20 |
2 | マルドナルド | ART | 45.44.263 | 20 |
3 | ヴァルセッチ | ドゥランゴ | 45.45.688 | 20 |
4 | ヌネス | ピケGP | 45.47.706 | 20 |
5 | アルフダン | Iスポーツ | 46.02.888 | 20 |
6 | ペレツ | カンポス | 46.05.838 | 20 |
7 | 小林可夢偉 | Dams | 46.05.871 | 20 |