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GP2第2戦の佐藤公哉

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ラストレーションの溜まるレースだった。
5月9日から11日まで、F1GP第5戦スペインGPのサポートイベントとして行なわれたGP2第2戦にカンポス・レーシングから参戦した佐藤公哉からレポートが届いた。

レースはGP2の通例とおり2レースで行なわれ、37周で行なわれるレース1は、予選17番手からスタート、4台がグリッドから動けずに遣り直しに。ソフト側のタイヤでスタートした佐藤公哉は、スタートで上位の混乱を余所に10番手に躍進。セフティカーが導入された3周目にはポイン圏内目前の9番手にいポジションをアップ。

しかし、タイヤ交換が遅れ、さらに悪いことにピットロードの60km/hの制限速度違反を取られてペナルティのドライブスルーを強いられ、19位甘んじた。

翌日曜日のレース2 は、雨上がりでコースのところどころがウェットのコンディションでスタート。佐藤公哉は順位をあげられず、ペースの遅い前車に行く手を阻まれつつ、19番手我慢のレースとなった。

終盤、タイヤマネージメントに苦しむライバルを余所に、スパートを書けて4台を仕留めて15位でフィニッシュした。


「練習⾛⾏でのタイムアタックは、満足できる結果ではありませんでした。クルマはコーナリング中にリアが安定ず、また中速コーナー出口でトラクションが掛かりにくい症状が出ていましたが、予選はソフトを履たこともあって症状は出ませんでしたけれと、まだまだ速さが足りなかった」。

「タイヤの空気圧なのかダンパーなのか根本的に違っていて、小さなことガ重なって、ラップタイムが1 秒差になって表れているン時だったので、決勝に向けて改善策を練りました」

「レース1 のスタート直後は、第1 コーナー以降のライン取りがうまくでき、3 周目に9 番手へ上がり、ポイント獲得と決勝レース2 での上位グリッド獲得を疑いませんでしたが、ピットストップで左前輪の作業が遅れて、大きく後退していまいました。さらに、自分自身もピットレーンへで速度違反を犯してペナルティを科されました」

「レース2 は、雨上がりのレースで、乾いていると思われたアウト側のラインを、前日のように1 周目で渋滞を抜けようとしましたが、思いのほかグリップせずポジションアップができませんでした」。

「しかし、レースペースは悪くなかったと思います。低速コーナー⽴ち上がりのトラクションが決定的に不足していて、ホイールスピンに悩まされました。コーナー進入のブレーキングでは前のクルマとの差を詰められるのですが、コーナー出口が遅いので抜くに抜けません。なんとかタイヤを温存して、レース終盤に何台か抜きましたが、最後尾争いなのでぜんぜんダメですね。とにかくスタート位置と、スタート直後の1 周目でいかに渋滞を抜けるかが今後の課題です」。

photo by Compos Racing/EURO NOVA

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