GP2第二レース
<10時30分>
気温が22度に上がった午前10時30分、サポート・イベントのGP2第二レースの出走24台がグリッドを離れた。
<10時34分>集中豪雨に襲われた土曜日の第一レースの結果から、上位8台が順位を入れ換えるリバース・グリッド。ポールポションは、L.ラジア、右にJ.ヴィラ、後ろにN.フルケンバガーを従えている。小林可夢偉は17番手スタートだ。
<10時35分>
スタート直後のターン6で、D.ヌネスとD.クロスがスピンして接触、1台が転倒するアクシデントが起きた。その模様が小林可夢偉の車載カメラに映し出された。即座にセーフティカーが入る。ドライバーはいずれも無事。
<10時41分>
セーフティカーがピットに逃げてレースが再開。L.ラジアが首位、予選6番手からジャンプを決めたL.ディ・グラッシが、N.フルケンバーガーとV.ペトロフを引き連れて2番手。4台の激しいトップ争いが始まった。小林可夢偉は13番手にいる。
<10時49分>
上位に変化はないが、下位グループでスピンやコースアウト、シケイン不通過が頻発している。小林可夢偉は11番手にポジションを上げたが、ターン5のシケインをミスして順位をひとつ落とした。ストレートでの伸びがなく、苦しい展開だ。
<11時03分>
トップ争いの間隔がジワジワと広がり、L.ラジアが逃げの体勢に入る。しかし、ブリヂストンの浜島裕英モータースポーツタイヤ開発総括責任者は、昨日までと路面状態が変わったことで、レース後半にタイヤが厳しくなる可能性あり、と指摘していた。
今年のGP2用タイヤは、主催者からの要請で、「ドライバー育成の目的で暖まってから数周するとタレが出始め、ドライバーが苦しめる」傾向にあるからだ。終盤にタイヤを温存しておくことが必要かもしれない。
<11時08分>
3番手を行くN.フルケンバーガーのチームメイトのP.マルドナルドが、最終ラップの高速レズモを曲がり切れずにコースアウト。しかし、L.ラジアは、最後までレースをコントロールしてに逃げきりの勝利を飾った。