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桜井孝太郎、ポール・リカールGP3合同テスト初日(7位)

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日本人最年少BMWスカラシップドライバー、桜井孝太郎(16歳)が、フランスのポール・リカール・サーキットで開催された今季1回目のGP3公式合同テストに、名門カーリン・モータースポーツから参加した。

前日の夕方にポールリカール入りした桜井孝太郎は、サーキットに到着した直後にそのままGP3シリーズ・ブリーフィングに参加し、慌ただしくGP3ドライバーとしての初仕事をこなした。シート合わせを行い、雨の中を、担当エンジニアとコースを歩きながら昨年の走行データをチェックし、翌日の走行に備えた。

午前9時から開始された公式テストは全10チーム、30台のマシンが集まり、スタートした。天候は晴れていたが、前日の雨で路面はウェット・コンディションでスタート。

最初のセッションはセットアップも順調に進み、果敢なアタックを繰り返し、48周をこなして30台中14番手のタイムをマークした。

午後はドライから逆にウェット・コンディションとなり、桜井孝太郎は午後も積極的に走り込んで36周をこなし、無事テスト初日を終了した。完全なウェット・コンディションの中では7番手タイムをマークし、担当エンジニアからもチームスタッフからも、称賛されながら、無事テスト初日を終えた。

◆トレバー・カーリン代表
「孝太郎の今日の走りは、わずか1年のレースキャリアとは思えないほど印象的なものだった。無線でエンジニアとのやり取りを聞いていたが、マシンに対するコメントは想像以上に的確で、表現力も素晴らしい。彼の明るい性格もチームに溶け込む早さもドライバーの能力のひとつだ。経験あるチームメイトと比較しても遜色ないタイムをマークしているし、まだまだ粗削りだが、高いポテンシャルを秘めているドライバーだ。明日も無理をさせず、着実にステップを踏ませたい」。

◆桜井孝太郎

「変な表現ですが、今日はGP3マシンが前に乗った時より小さく感じました。すべてのタイヤが手足のように感じられるとか、そういうフィーリングです。やはりパワーは強烈で、ハーフウェットの路面では直線でもホイールスピンしてしまうほどですが、滑りやすい路面を走り込むチャンスができたことで、微妙なアクセル・コントロールの練習ができたと思います。マシンの限界を試すために、何度もスピンしましたが、無傷でした。明日もチームの期待に添えるドライビングができるように頑張りたいと思います」。

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