フェラーリ駿足、メルセデスに異変?–オーストリアGPフリー走行3
予選を前にしたフリー走行3で、異変が起きた。
トップタイムは、最強メルセデスではなくフェラーリのセバスチャン・フェッテル、2番手にもキミ・ライコネンが続きフェラーリが1-2。
フェッテル+フェラーリが早々に1分7秒台前半のタイムを記録し、ライコネンとシーソーゲームのファステストラップ更新合戦を繰り広げたのに対して、メルセデスは、1分10秒台のレースペースで余裕のプログラムと思われていたが、終盤、予選シミュレーションアタックに出たロズベルグ+メルセデスが、高速2コーナーの縁石に乗った瞬間に、左後輪のサスペンションが壊れてスピン、クラッシュする事態が起きた。
レッドブル・リンクの縁石は、サスペンションへの入力が大きいことが懸念されていたが、ロズベルグ+メルセデスはノーズをガードレールにぶつけてノーズを壊して赤旗中断。ロズベルグ+メルセデスは結局22番手だった。
ハミルトン+メルセデスは、予選シミュレーションで1分07秒台を記録したがフェラーリの2台に追いつかなかった。
またマクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソが9番手と10番手タイムを記録、順調な仕上がりで午後の予選を待っている。
◆オーストリアGPフリー走行3結果
1. フェッテル+フェラーリ
2. ライコネン+フェラーリ
3. ハミルトン+メルセデス
4. リカルド+レッドブル
5. フェルスタッペン+レッドブル
6. ボッタス+ウィリアムズ
7. マッサ+ウィリアムズ
8. フルケンベルグ+フォースインディア
9. バトン+マクラーレン・ホンダ
10. アロンソ+マクラーレン・ホンダ
11. ペレス+フォースインディア
12. グティエレス+ハース
13. ウェーレイン+マノー
14. グロジャン+ハース
15. マグヌッセン+ルノー
16. クビアト+トロロッソ
17. パーマー+ルノー
18. サインツ+トロロッソ
19. ハリアント+マノー
20. エリクソン+ザウバー
21. ナッセ+ザウバー
22. ロズベルグ+メルセデス
Photo by MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team