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アブダビGP決勝トップ3 セバスチャン・フェッテル

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Q.タイトル争いをリードしたのは1回だけで、それが今日でしたね?
セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル)
そう、何ていったら良いんだろう…。肉体的にも精神的にも、僕自身とチームにとって、すごく厳しいシーズンだったけれど、ずっとチームとマシンと自分を信じてたよ。今日は特別な日で、朝起きてから、できるだけ何も考えないようにしたんだ。人ともあまり会わないようにして、ただやるべきことに集中しようと思ったんだ。

今日はただ全力をつくして勝つしかなかった。それで、初めてタイトル争いのトップに立つことができたんだ。スタートが決定的に重要で、ルイス(・ハミルトン)がすぐそばにいたけれど、なんとか抑えたよ。ピットに入るまで、タイヤの消耗が早くて、なかなか差をつけることができなかったけれど、その後はマシンの挙動も安定してきたんだ。あとは、まるで夢を見ているような感じだったよ。ルイスがピットから出た時、ロバート・クビツァの後ろにひっかかっていたから、間隔を広げることができた。実際、ゴールするまで状況が良くわかっていなかったんだ。

ラスト10周を切るころから、レース・エンジニアはずっと無事にゴールするための指示を出し続けてくれた。それを聴いて、こんなに神経質になるのは、きっと良い状況なんだろうと思ったよ。レースが終ると、エンジニアは急に静かになって”いい感じだが、他のドライバーがゴールするまでわからない”と抑えた声で言ってきたんだ。よけいなことは考えずに集中しようと思っていると、突然おおきな叫び声が聞えてきた。とにかくみんなに感謝するしかないよ。名前を挙げたらきりがないほど、多くの人たちに助けてもらったんだ。

Q.今年は最後まで、たいへんな混戦がつづきましたが?
フェッテル:
たしかにすごい争いだった。何度タイトル争いの先頭が替わったか、わからないほどね。いったん後退しながら、這い上がってきた人もいる。フェラーリは序盤戦で不振に陥ってたし、フェルナンド(・アロンソ)はもう脱落した、とみんなが言っていたからね。だけど、そこから力強く甦ってきたんだ。マクラーレンもおなじで、ルイスはトップに立っていた。それぞれが今年を振り返っただけで、分厚い本を書けるんじゃなんじゃないかな。ルイスはハンガリーでリタイヤして、僕もオーストラリアと韓国のレースを落してる。全員が浮き沈みの激しいシーズンを乗り越えてきたんだ。そんな争いを最終的に制することができたんだから、これほど誇らしいことはないよ!

Q.今の気持ちを聞かせてください。
フェッテル:
今は頭が空っぽな感じなんだ。もちろん、いくらでも話すことはあるけれど、とにかく現実とは思えないよ。昨夜、ベッドに入ってからは、とにかくレースのことばかり考えていて、いろいろな場面が浮かんできたんだ。キリがないから、とにかく眠るんだと自分に言い聞かせたよ。しばらくしたら眠れて、起きたときは爽快な気分だった。ただ、やっぱり冷静さを保つのは難しかったね。レースそのものは理想的な展開だったよ。マシンは最初から最後まで素晴らしい状態だったし、ルノー・エンジンも快調そのものだった。とにかく、実感がないよ。明日になれば、すこしは落ち着いているかもしれないね。

Q.今の気分はどうですか?
フェッテル:
ゴールした時は、まだタイトルが獲れたかどうかわからなかったんだ。とにかく勝つしかない状況だったから、ポイントのことはあまり計算していなかったんだ。僕は子供のころからF1を観ていた。今日、スタート前に思ったのは、ずいぶん大勢の人がアブダビまでレースを観に来ているな、ということだったんだ。みんなが、タイトル争いの結末を楽しみにしている、ということを実感してね。そんな中に参加できているだけで、とても誇らしい気持ちだったよ。

難しい話はしたくないけれど、とにかく1年を通じていろいろな国へ行って、いろいろな人と会ってきた。好きなことをやっているんだから、もちろん楽しいよ。それでレースが終って、どうなったか知りたかったけれど、わからない。敢えてコースサイドのモニターは見ないようにしていたんだ。印象的だったのは、最後の10周というもの、僕のエンジニアがとにかく喋り続けていたということだね。19レースを戦って、あんなことは一度もなかったから。レース中、ルイスがルノーの後ろにいるのを知っていたから、アロンソのフェラーリも、やはりルノーに抑えられているんだろうと思ったよ。でも、すぐに自分のことだけを考えるようにしようと考え直したんだ。

クールダウン・ラップを終えて、表彰台に立ってここへ来たわけだけど、まだ夢を見ているみたいだよ。うちのチームには、1950年から、F1の世界チャンピオン全員を記憶している人がいる。年号を言ったら、すぐにその年のチャンピオンを答えられるんだ。その中に僕の名前が加わったと思うと、信じられない気持ちだよ。(アイルトン・)セナやミハエル(・シューマッハ)の仲間入りをしたわけだから、すごいことだよ!

【翻訳:Shigehiro Kondo】
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