桜井孝太郎、名門カーリンからGP3テストに参加決定!
昨年のシーズンオフにステイタスGPから史上最年少、日本人初のGP3ドライブを実現した桜井孝太郎。
F1で活躍する小林可夢偉に続き、ヨーロッパを戦いの場として見据える若きサムライ、日本人最年少BMWスカラシップドライバーの桜井孝太郎(16歳)が、3月3日、4日にフランスのポール・リカール・サーキットで開催される今季第1回目のGP3公式合同テストに、名門カーリン・モータースポーツから参加することが決まった。
GP3は、昨年からスタートしたF1へのステップアップ・カテゴリーで、全10チーム、30台のグリッドを求めて、世界各国の若手ドライバーが集まる。
カーリン・モータースポーツは、2001年に佐藤琢磨とともにイギリスF3選手権でチャンピオンに輝いたことで知られ、1999年の設立からすでに185勝を挙げ、イギリスF3のタイトルを6度獲得している。その卒業生には、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトン、ニコ・ロズベルグ、ロバート・クビツァ、セバスチャン・フェッテル、ハイメ・アルゲルスアリらが名を連ねている。
◆桜井孝太郎
「世界的に有名なカーリン・モータースポーツからGP3の合同テストに参加できることが決まって、嬉しいとともに、いい意味でのプレッシャーを感じています。チームは僕をとても暖かく迎えてくれました。チーム代表のトレバー・カーリンと初めて会った時は少しドキドキしましたが、逆に彼にドライバーとして認めてもらえたことを嬉しく思います」。
◆トレバー・カーリン代表
「桜井孝太郎をポールリカールでのGP3テストに起用できることを大変嬉しく思う。昨年のフォーミュラBMWでみせた彼のスピードは非常に印象的だった。今回のテストに参加する他のGP3ドライバーたちと比べれば、レース経験の差はかなり大きいハンディではあるが、我々のエンジニアと一緒に仕事をすることで、彼の才能をどこまで伸ばすことができるか、私自身も新たな挑戦を楽しみにしている」。