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フェッテル笑顔のシンガポールGP決勝トップ3会見/PRESS CONFERENCE

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「2位フィニッシュは僕達にできる最大限の結果」(セバスチャン・フェッテル)

シンガポールGPは、ニコ・ロズベルグがそうそうに消え、レッドブルが2-3位に食い込んだ。表彰式を終えた3人は、テレビインタビューに続いて、会見場に移動。まずは、代表質問を受ける。ここでフェッテルは、「タイヤが大変!」と何度も言っているが、リカルドに先着しての今季最高位の2位に、嬉しそうな感じが伝わってきた。

会見出席ドライバー
優勝:ルイス・ハミルトン
2位:セバスチャン・フェッテル
3位:ダニエル・リカルド

Q.ルイス、シンガポール2勝目です、今シーズン7勝目、素晴らしいですね。しかし、セーフティ・カーが入った後は明らかに緊迫したと思います。あなたもう一度ピットストップをする必要があり、4、5台後ろに下がることになるけど、あなたはそうしなかった。チームはコース上にステイする戦略を取り、そして、今やドライバー選手権をリードしています。今夜、シンガポールを離れるときの気分を教えて下さい。
ルイス・ハミルトン:素晴らしいモンツァのレースとラスト6レース、ボク達は競争力のあるマシンを持ってここにいる。昨日の予選はとても僅差だったので、今日はどうなるかわからなかったけれど、うまくいったね。もちろん、ニコがレースにいたらとても厳しいものになっただろうね。

第2スティントから最終スティントにかけて、できるだけ長く走って、(2位と)27秒差が必要とチームは言ってきた。まだ、6秒以上ボクには必要だったのだけど、タイヤ性能が落ちてきた。ボクはとてもナーバスになったよ。もし、セーフティ・カーが出てこなかったら、ボクに大きな問題は起きたか?ってね。

でも、幸運にもピットから出てきた後、セバスチャンの後ろについた。彼らは2ストップだし、ボクにいいペースがあるのはわかっていた。1周ですぐに追いついて抜くことができた。セバスチャンはとてもフェアだったよ。そのあとはとてもうまくいった。チームとファクトリーは素晴らしい仕事をしているよ。マシンはレースでとても素晴らしかったね。

Q.セバスチャン、あなたにとってスタートが決定的でしたね。フェルナンドが下がって、2位となりました。あなたはストラテジーについて、少し懐疑的だったようですが、どうでしたか。
セバスチャン・フェッテル:確かに、スタートは良かった。 グリッドに着いた時、2位が空いていたのは奇妙だったね。でも、これが助けになった。前にクルマがいないことで、サイド by サイドになりながらも、2位にジャンプアップできた。いいレースだったと思うよ。

セーフティ・カーが入ったタイミングは、理想的ではなかったけどね。ボク達のピットストップは遅かったから、フェルナンドに先に行かれてしまっていた。でも、ボク達は、第2スティントはプライム・タイヤに決めていたから、セーフティ・カーが入ってこなければ、ボク達に望みはあった。でも入ってきたよ、理想的ではないけれどね。セーフティ・カーの後は、やり直しだった。古いタイヤで後ろのクルマに27秒差をつけるのは難しいよ、不可能だね。

最終的に素晴らしい結果となったね。タイヤのウエア(消耗具合)を考えるとボクはこうできる確信はなかった。1ラップ、リードラップもとれたけど、ルイスはすぐに追い付いてきて、ボクを抜いていった。なにもできなったよ。

ボクは次のコーナーでスペースを開けた。彼はトップに戻ることが待ちきれなかったようだね。ボクには彼と戦える状態ではなかったよ。それに見合うタイヤを持っていなかったしね。

でも、2位フィニッシュはボク達にできる最大限の結果だよ。最終スティント、ボク達は一番古いタイヤで戦い、左タイヤはフィニッシュするのに充分でないほどだったので、とてもトリッキーだったよ。チームにとって、本当に素晴らしい結果だよ!

Q.ダニエル、スタートはあなたには反対の結果でしたね。フェッテルに先にいかれてしまって、フェッテルの後ろでフィニッシュ。終盤のフェルナンドとのバトルについて教えてください。セーフティー・カーの後、彼はピットストップをして、あなたよりもとても速いタイヤをもっていました。抜かれなかったことに驚いていますか?
ダニエル・リカルド:とても、接近していたよね。セーフティ・カー後のリスタートでは、フェルナンドはボクが思っていたほど新しいプライムのタイヤでアタックをかけてこなかった。レース終盤でチャージしてくるつもりだったのかな。

ボク達はぶつかりそうなくらいだったよね。ボクはセバスチャンの後ろについて、そしてフェルナンドはボクの後ろについた。列車の車両のように連なることになった、でもボク達には順位を上げるチャンスはなかった。

終盤、フェルナンドの方が強いと思っていたけど、だからスタートした後、追い抜こうと少しハードに攻めたけど、リヤ・タイヤを痛めてしまい、そのままの順位だった。

1コーナーに入る前、少しだけ問題があって、少しパワーを失っていたから、スタートで順位を下げたのはそんなに悪くない。ボク達はそのままの順位で行くべきか否か、わからなかった。でも、フェルナンドはセバスチャンに順位を譲ったよね、フェアに進んだね。いくつかの問題はあったけど、最終的にはうまくいったよ。

【翻訳:Masataka Hoshi】
Photo by INFINITI Red Bull RACING / Getty Images
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