ピレリ、スペインGPの各ドライバーのタイヤ配分を発表
最初の4戦はすべて同じ組み合わせ合わせだったが、スペインではスーパーソフトの代わりにハードが今年初登場する。
ピレリは3日(火)、13日(金)〜15日(日)におこなわれるスペインGPで各ドライバーが使用するタイヤの配分を発表した。スペインでは、今年初めてハード・タイヤが投入される。
昨年に続き、今年もフリー走行、予選、レースで使用できるタイヤの総セット数は13セットで、そのうちレースで各車が使用するタイヤ2セットはピレリが指定し、スペインGPで投入するタイヤの中から一番柔らかいコンパウンドの内1セットはQ3のみで使用するために残しておかなければならない。
スペインGPでは次の3種類が投入される。
P Zero オレンジ(ハード)
P Zero ホワイト(ミディアム)
P Zero イエロー(ソフト)
今年からの新ルールとして、レース中に使用するタイヤをピレリが指定し、各ドライバーはそのタイヤを少なくとも1回は使用しなければならなくなる。
ピレリが指定したレース中に使用しなければならないタイヤは次の通り。
P Zero オレンジ(ハード):1セット
P Zero ホワイト(ミディアム):1セット
また、予選も一部ルールが変更となり、どのドライバーもレース毎に供給される3種類のタイヤの内、一番柔らかいタイヤ1セットをQ3用に残しておかなければならない。
スペインGPで予選Q3のために残しておく必要があるタイヤは次の通り。
P Zero イエロー(ソフト)
昨年までのルールと同じように、予選トップ10入り(Q3に進出)したドライバーはこのタイヤを予選後にピレリに返却しなければならないが、それ以外のドライバーはそのタイヤをレースで使用することが可能となっている。
フリー走行、予選、レースで使用できるタイヤの総セット数は昨年までと同じ13セットのままで、事前に使用することが決定している上記3セット以外の残り10セットは、その週末に投入されることが決定している3種類のコンパウンドの中から各チームが自由に選ぶことができる。
これまでに発表されている各レースのタイヤの組み合わせは次の通り。
パープル | レッド | イエロー | ホワイト | オレンジ | |
オーストラリア | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
バーレーン | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
中国 | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
ロシア | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
スペイン | ソフト | ミディアム | ハード | ||
モナコ | ウルトラソフト | スーパーソフト | ソフト | ||
カナダ | ウルトラソフト | スーパーソフト | ソフト | ||
アゼルバイジャン | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
オーストリア | ウルトラソフト | スーパーソフト | ソフト |
※2016年はレギュレーションにより、タイヤの組み合わせは14週間前に決定しなればならないが、ヨーロッパ・ラウンドに関しては最終期限が8週間前となっている。
■2016年の詳しいタイヤ・レギュレーションはこちら
【STINGER】
Photo by PIRELLI MEDIA