ピレリ、モナコGPの各ドライバーのタイヤ配分を発表
どのドライバーも新登場のウルトラソフトを多めに選択。
ピレリは26日(木)、28日(土)〜29日(日)におこなわれるモナコGPで各ドライバーが使用するタイヤの配分を17日(火)に発表した。モナコでは、今年デビューを飾るウルトラソフト・タイヤが初投入される。
昨年に続き、今年もフリー走行、予選、レースで使用できるタイヤの総セット数は13セットで、そのうちレースで各車が使用するタイヤ2セットはピレリが指定し、モナコGPで投入するタイヤの中から一番柔らかいコンパウンドの内1セットはQ3のみで使用するために残しておかなければならない。
モナコGPでは次の3種類が投入される。
P Zero イエロー(ソフト)
P Zero レッド(スーパーソフト)
P Zero パープル(ウルトラソフト)
今年からの新ルールとして、レース中に使用するタイヤをピレリが指定し、各ドライバーはそのタイヤを少なくとも1回は使用しなければならなくなる。
ピレリが指定したレース中に使用しなければならないタイヤは次の通り。
P Zero イエロー(ソフト):1セット
P Zero レッド(スーパーソフト):1セット
また、予選も一部ルールが変更となり、どのドライバーもレース毎に供給される3種類のタイヤの内、一番柔らかいタイヤ1セットをQ3用に残しておかなければならない。
モナコGPで予選Q3のために残しておく必要があるタイヤは次の通り。
P Zero パープル(ウルトラソフト):1セット
昨年までのルールと同じように、予選トップ10入り(Q3に進出)したドライバーはこのタイヤを予選後にピレリに返却しなければならないが、それ以外のドライバーはそのタイヤをレースで使用することが可能となっている。
フリー走行、予選、レースで使用できるタイヤの総セット数は昨年までと同じ13セットのままで、事前に使用することが決定している上記3セット以外の残り10セットは、その週末に投入されることが決定している3種類のコンパウンドの中から各チームが自由に選ぶことができる。
これまでに発表されている各レースのタイヤの組み合わせは次の通り。
パープル | レッド | イエロー | ホワイト | オレンジ | |
オーストラリア | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
バーレーン | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
中国 | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
ロシア | スーパーソフト | ソフト | ミディアム | ||
スペイン | ソフト | ミディアム | ハード | ||
モナコ | ウルトラソフト | スーパーソフト | ソフト | ||
カナダ | ウルトラソフト | スーパーソフト | ソフト | ||
アゼルバイジャン | スーパーソフト | ソフト | ミディアム |
※2016年はレギュレーションにより、タイヤの組み合わせは14週間前に決定しなればならないが、ヨーロッパ・ラウンドに関しては最終期限が8週間前となっている。
■2016年の詳しいタイヤ・レギュレーションはこちら
【STINGER】
Photo by PIRELLI MEDIA