霧で走れない中国GP初日を救ったハミルトンの行動
グランドスタンドにいた観客の心を掴んだハミルトン。
中国GPの初日は、上海地方を覆った深い霧で緊急ヘリコプターが飛べずに走行ができなかったが、スタンドで走行開始を待っていたファンに、ハミルトンが特別サービスを提供した。
赤旗が出っぱなしでF1マシンがまったく走れないフリー走行2が残り10分ほどになったところで、ルイス・ハミルトンがピットの金網の隙間から、グランドスタンドでユニオンジャックを振るファンに手を振った。
反応の大きさを察知したハミルトンは、一端ピットに戻った後に、広報担当の女性を連れてコースを渡り、グランドスタンドの下まで近づいて、広報部員が用意した10個ほどのメルセデスのキャップにサインして観客席に投げ込むプレゼントを行なった。
もともと、ハミルトンは中国GPで4勝を記録して居心地がいいこともあるかもしれないが、当然ながらこのファンサービスは大歓迎され、ハミルトンは中国での人気はさらに高まったに違いない。
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写真素材: MERCEDES AMG PETRONAS Formula One Team